「35年間、毎日万引きしてました」犯人は“まさかの”鮮魚売り場の女性店員…Gメンが明かす「事実を知った店長の“悲しき一言”」

私服で店内を巡回し、万引き犯を取り締まる「万引きGメン」。万引き対策の頼もしい味方として、重宝する店は少なくない。そんな万引きGメンのベテランの1人が、伊東ゆうさん。これまで6千人以上の万引き犯を挙げ、警察関係者からも一目置かれる存在だ。
今回は、そんな伊東さんへのインタビュー。前回の記事では、最近の万引きの手口や犯人の見極め方などを伺った。後編では、内部の犯行やご本人が遭った危険な体験など、外部からは容易に窺えないエピソードについて、詳しく掘り下げていく。

その他にも「もしかしたら命を失っていたかもしれない」というレベルの体験もしています。万引きをして店を出て、車に乗ろうとしたところで声をかけたら、なんと急発進。勢いで私は、ボンネットにしがみつくかたちになり、そのまま車は暴走して、振り落とそうとしました。70メートルくらい走って停止し、御用となったわけですが、場合によっては死んでいたかもしれませんね。