【独自】「学校で癇癪を起していた」「真奈美には関わらないように」…地元民が語る宝島真奈美容疑者「衝撃の過去」

今年4月、栃木県・那須町で焼死体として見つかった宝島龍太郎さん(55)と妻の幸子さん(56)殺害事件が大きな局面を迎えている。6月27日、警視庁は宝島夫妻の殺人容疑で実の娘である宝島真奈美容疑者(31)の逮捕へと踏み切ったのだ。真奈美容疑者は事件の首謀者としてすでに逮捕されている関根誠端容疑者(32)の内縁の妻という立場でもある。
被害者の実子であり、黒幕の内縁の妻の顔を合わせ持つ真奈美容疑者はいかなる人物で、なぜ親殺しという蛮行に加わってしまったのか。
前編記事『【宝島さん夫妻殺害事件】「関根に対する揺さぶりの意味も」「教唆へと格下げの可能性」…殺人容疑逮捕された「美人妻」と「警視庁」の攻防戦が始まった…!』につづき、中学時代から「周囲も恐れるほどのワルだった」という真奈美容疑者の隠された素顔をお伝えする。
「昔の真奈美さんは、少し問題を抱えた子どもだったと記憶しています」
宝島龍太郎さんと妻の幸子さん、そして真奈美容疑者ら家族がかつて暮らしていた台東区東上野に住む女性は、幼い頃の真奈美容疑者の印象についてそう語る。
「真奈美さんは小学校4年生くらいの頃、私の息子が通う小学校に転校してきました。ただ、海外から来られたこともあり日本語が上手に話せなかったんです。それが理由で、学校でよく癇癪を起していました」
亡くなった幸子さんの連れ子だった真奈美容疑者。長かった海外生活の影響もあり、幼少期は言葉の壁にぶつかっていたようだ。そのせいで、周囲からは「問題を抱えた子ども」のイメージを持たれていたのだという。
しかし、中学校に入る頃にはイメージが一変する。宝島家跡地付近に住む男性は、真奈美容疑者の変貌ぶりをよく覚えていた。
「宝島さんのところの娘さんは、中学校に入るくらいに急に派手になった。正直、ご家族のことはあまり記憶にないんだけど、お子さんの印象が変わったことだけはすごく覚えているんだ」
真奈美容疑者と同級生の子を持つ男性は、「真奈美は中学1年の頃から不良として校内でも有名人だった」と当時を振り返る。
「彼女は中学1年生の時からすでに不良グループに入っていて、2、3年生と学年を追うごとに手が付けられないほどに荒れていた。他の生徒たちは近づけなかったそうです」
真奈美容疑者の素行に関しては、学校側も手を焼いていたようである。
「学校側から他の生徒たちに『彼女には関わらないように』とお達しが出ていました。3年生になった頃には学校にも毎日通うような形ではなく、一般生徒とも関わる機会は少なかった 」
後に内縁の夫となる関根容疑者とは別々の学校に通いながらも「中学時代から親交があった」とも言われている。不良グループの一員として接点があった可能性が高い。
そんな、地元では“札付きのワル”として有名だった真奈美容疑者だが、中学を卒業後は自宅から離れた都内にある私立高校に進学。ここでは、学生生活を大いに満喫していたそうだ。
「スクールカースト上位の人。学校でも目立つ連中がよく『真奈美たちとオールで飲んだ』といった話をしていました。ただ、当時のウチの学校は未成年でも普通に酒を飲んでいる奴らがたくさんいたので、それだけで不良のレッテルを貼られるわけではありません。
真奈美さんは高校卒業後、美容系の専門学校に進学していましたし、不良というよりはそこら辺にいるちょっと派手な女子高生みたいな感じでしたよ。高校時代は彼氏もいましたが、それは関根容疑者ではなかったです」(真奈美容疑者の同級生の男性)
高校時代は両親が経営する店舗とは無関係の居酒屋でアルバイトをするなど、ごく普通の学生生活を送っていたとみられる真奈美容疑者。
しかし、その後、かつてのワル仲間だった関根容疑者と再会すると状況は一変する。
内縁の夫婦関係を築きながら、店の経営について両親らと対立。そしてついに親殺しという蛮行に手を染めていく。
荒れた中学時代から一転、普通の学生生活を送っていた真奈美容疑者は、関根容疑者との再会が人生を狂わせ、悪の道へと突き進んでしまったのだろうか。
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