【名古屋主婦殺害】犯行5カ月前の同窓会で安福久美子と被害者夫はお互いに「結婚報告」をしていた…高羽悟さんが驚いた容疑者の「高校時代からの変化」

〈《名古屋主婦殺害》安福久美子容疑者は被害者夫のテニス練習を待ち伏せしていた「無下に帰すわけにも行かないから…」大学時代の号泣事件〉から続く
26年の時を経て、犯人の女が出頭してきた名古屋主婦殺害事件。そのあまりに永い“逃亡生活”の実態は、警戒と大胆さが入り混じる、虚飾にまみれたものだった――。現地総力取材で明らかになった驚愕の真実とは?

現在配信中の「週刊文春 電子版」および11月20日(木)発売の「週刊文春」掲載の記事から一部を抜粋してお届けします。
割烹料理が並んだ店内には、約20年ぶりの再会を祝した同窓生の笑顔があった。蝉時雨が降り注ぐ1999年6月の昼下がり、母校の近くの食事処に集まったのは、軟式テニス部の元部員ら約20人。やがて一人ひとりの近況報告が始まった。
「僕は11歳年下の若い人と結婚して、今度2歳になる子供がいるんだ」
約4年前に結婚した高羽悟さん(69)は、そんな報告をした。青春時代に想いを馳せながら食事を楽しんだ後、一同の足は自然と思い出のテニスコートに向かう。すると、いつしか悟さんの隣には1人の女性が寄り添っていた。
「私も結婚して、子育てしながらバリバリ働いて、結構大変なんだよ!」
その女性は、かつて悟さんに想いを寄せていた。
悟さんは、その日の出来事を鮮明に記憶している。
「高校時代は『私、頑張っているから』なんて主張するようなタイプじゃなかったから、その言葉にびっくりしました。僕は心の底から『良かったね。頑張ってね』って言ったんです」
悟さんの妻・奈美子さん(当時32)が命を絶たれたのは、それから約5カ月後。99年11月13日の昼頃のことだった。
「犯行は当時2歳だった息子の目の前で行われた。奈美子さんは血まみれの状態で、廊下に倒れ込んでいた」(全国紙デスク)
奈美子さん、息子の航平さんと
26年後の今年10月31日。殺人容疑で逮捕されたのは、あの日、同窓会で再会した同級生の安福久美子(69)だった――。
《この続きは「週刊文春 電子版」および11月20日(木)発売の「週刊文春」で読むことができます。記事全文では「『重い病気で』長女が病死、コーチを付けて週1テニス」「一流メーカー勤務夫と優雅な老後『ヨーロッパ旅行に』」「悟さん『怪我した彼女を夫は疑わなかったのか』」などのトピックを詳しく報じています》
〈【名古屋主婦殺害】「片思いの相手」に振られ号泣、安福久美子容疑者が被害者夫に抱き続けた恋心 事件前に起きていた「家族問題」〉へ続く
(「週刊文春」編集部/週刊文春 2025年11月27日号)