長く続く不景気のなかで「仕事辞めたいなあ」と考えている人は多いかもしれない。とはいえ、転職支援会社などの調査によると、転職回数の平均は2~3回と言われており、実行に移すことは意外と少ないのである。一方、SNSでは仕事が長続きせず、やたらと早期離職を繰り返し、“キャリア迷子”になっている人たちも見受けられる。
今回インタビューしたマーシーさん(X:@100Marcy100)は、就職氷河期の真っ只中に専門学校を卒業。この20年余りで渡り歩いた職場は、非正規雇用なども含めて140以上にのぼるという。
マーシー:毎月1万5000円ぐらい実家に入れていたんですが、当時はその支払いすら滞ってしまう状況でした。「今度こそ辞めないぞ」という固い決意のもと、農家へ住み込みで働きに行きましたが、2ヶ月でクビになり、仕方なく帰宅したら両親の堪忍袋の緒が切れたという……。