山梨県の山中で東京都江戸川区の会社員女性(当時18歳)の遺体が見つかった事件で、警視庁は、女性の交際相手だった男(31)(横領容疑で逮捕)について死体遺棄容疑で逮捕状を取った。
1日にも逮捕し、女性の死亡の経緯についても調べる。
捜査関係者によると、交際相手だった男は6月上旬、会社員の男(30)(死体遺棄容疑で逮捕)と共謀し、女性の遺体を山梨県小菅村の山林に捨てた疑いが持たれている。
警視庁は11月21日、中古車販売業者から借りた車を返さなかったとする横領容疑で交際相手だった男を逮捕。車は江戸川区内の空き地で乗り捨てられているのが見つかり、後部座席に女性の血痕が残っていた。
交際相手だった男はこれまでの調べに、「女性と面識はあるが、行方は知らない」と話したという。
女性の交際相手だった男と会社員の男は学生時代の同級生で、社会人になってからも防水関係の仕事で付き合いがあった。会社員の男は「交際相手だった男に依頼され、一緒に(遺棄の)現場に行った」と供述。警視庁は交際相手だった男が事件を主導したとみている。
女性は6月7日から行方不明になった。勤務先の介護関係の会社には「体調不良で休む」と連絡があったという。警視庁が会社員の男の供述に基づいて11月27日に山中を捜索し、白骨化した遺体を発見した。