厚生労働省の専門部会は、第一三共が開発した新型コロナワクチンについて、国内で承認することを認めました。近く正式に承認されれば、国内の製薬会社が開発した初めてのワクチンとなります。
第一三共が開発したのは、ファイザーなどと同じ「メッセンジャーRNA」と呼ばれるタイプのワクチンで、中国・武漢などで流行した従来型のウイルスに対応する成分が含まれています。
このワクチンについて、厚労省の専門部会は31日、18歳以上を対象に追加接種として、国内で承認することを了承しました。近く正式に承認される予定で、国内の製薬会社が開発した初めてのワクチンとなります。
一方で、同時に審議された塩野義製薬が開発したコロナワクチンは、「有効性を明確に説明することが難しい」として、新たなデータをもとに改めて審議をすることになりました。