「趣味:刑務所見学」異色のグラドルが受刑者との文通を始めたワケ。「犯罪者を甘やかしている」という批判について思うことも

ミス東スポ2020グランプリに輝き、グラビアアイドルとしても活躍する緑川ちひろさん(31歳)。抜群のプロポーションと美しい顔貌からは想像もつかない活動をしている。刑務所見学だ。また4年ほど前から、受刑者との文通を開始。これまで手紙をやり取りした受刑者は30名近くになるという。法務省が行っている「社会を明るくする運動」の一環で、全国の刑事施設から刑務作業製品の販売などを行う全国矯正展においては、今年、トークショーのメンバーに選ばれた。
一風変わった、けれども社会に必要な発信を続ける彼女に、刑務所の魅力と活動の根源にあるモチベーションを聞いた。

「最初に見てしまったのは、ある媒体の取材を受けたとき、SNSで告知をしたところに書かれたコメントでした。犯罪者を甘やかしているのではないか、という内容が批判の主なものです。私は犯罪行為を擁護もしないし、犯罪者を甘やかした事実もありません。ただ、一度過ちを犯した人を社会全体で排除しようとするのはどうなのだろう、という気持ちはあります。もちろん、被害に遭われた方が怒ったり許せないと考えたりすることは理解できるところです。しかし第三者の私たちまで冷静さを失って叩いてしまえば、更生できる人もできなくなってしまいます」