およそ2週間の旅程を終え、先頃訪問先のブラジルから帰国された秋篠宮家の次女・佳子さま(30)。長旅の道中には、あらぬハプニングもあった。何と、ご移動中の“寝顔”がネット上で拡散してしまったのだ。
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【実際の写真】“人形のように美しい”と目撃者が絶賛した「佳子さま」の寝顔
ブラジルとの国交樹立130年を記念して6月4日に出発された佳子さまは17日午後、シカゴ経由で成田空港に到着されたのだが、
「現地時間の9日、サンパウロ州のカンピーナスから中西部のカンポグランデへ国内便で移動された際のことです。機内に搭乗され、座席でお休みになっている佳子さまのお姿が撮影され、現地で報じられてしまったのです」(宮内庁担当記者)
その報道によれば、
「撮影したのは30代の日系ブラジル人女性で、佳子さまと日本語であいさつを交わしたといいます。女性は、佳子さまについて取材に『人形のように美しい』などと答えていました」(同)
動画では、乗務員らに会釈なさった後、エコノミーシートの2列目、窓側に座られるお姿が映っている。同じ列の通路を挟んだ反対側から撮影されており、随員らしき男女が通路を行き交い、頭上の荷物棚を開ける場面も。そして、
「照明が落ちた機内で、窓にもたれるように眠っておられる佳子さまがズームアップされています。隣の随員女性は目を閉じているようにも見えました」(同)
同じ並びの随員男性らも、撮影に気付く様子はない。
前代未聞の“寝顔動画”はその後、瞬く間に拡散。さる皇室ジャーナリストは、
「皇室の方々がご訪問先でカメラを向けられることはしばしばありますが、移動中の列車や航空機内は密室かつ至近距離でもあり、不測の事態を想定して入念な警備がなされます。スマホでなく危険物が向けられれば、取り返しのつかない事態を引き起こしかねません」
皇室解説者の山下晋司氏も、こう言うのだ。
「今回は、随行している皇宮護衛官や宮内庁職員らの注意が足りなかったと思います。特に皇宮護衛官は常に周囲に目を配っていますので、撮影者を現認していれば『おやめください』などと声がけしたはずです」
実際に、通常は水も漏らさぬ態勢が敷かれているというのだ。かつて内親王時代の眞子さんと飛行機で乗り合わせた男性が明かす。
「2019年4月、伊丹から羽田へ向かうANA便のプレミアムクラスに乗っていると、出発直前に眞子さんが乗り込んできました。当時は小室圭さんとの結婚騒動の最中で、後方に座っている姿を撮影しようとスマホを取り出したのですが、眞子さんの後ろにいた大柄な人が、とっさに通路に出てきて立ち塞がった。無言の“壁”になったのです」
その後もチャンスをうかがったものの、
「トイレに立ちながらスマホを構えようとしたら、間髪を容(い)れずに『お控えください』と言われてしまった。乗客の動きを絶えず把握している様子でした」(同)
とのこと。一方で、
「そもそも護衛の態勢など、海外では勝手が異なります。また今回はエコノミークラスしか設定がない機体で、すぐ近くにも一般乗客が座っていた。このあたりは現地の事情が優先されるので、致し方ないところではあります」(前出のジャーナリスト)
宮内庁に尋ねると、
「動画が投稿されたSNS事業者(注・X)に所要の照会を行ったところ、事業者側から、個人情報に関するこの事業者のポリシー上では、削除を含む何らかの対応をすることは困難という回答がありました」(報道室)
親善の旅に、思わぬ受難が降りかかってしまった。
「週刊新潮」2025年6月26日号 掲載