奈良県北葛城郡にある中学校で、担任の教諭に紙パックに入れた水を浴びせかけたとして、中学3年の女子生徒が逮捕されました。 暴行の疑いで逮捕されたのは、奈良県北葛城郡の中学校に通う14歳の中学3年の女子生徒です。 警察によりますと、12月10日午後1時ごろ、給食で配布された牛乳の紙パックに水を入れ、教室にいた担任の女性教諭(30代)にこれを浴びせかけた疑いが持たれています。▼暴行のきっかけは『他の教諭とのトラブル仲裁』
今年10月上旬、被害を受けた女性教諭が、女子生徒と他の教諭のトラブルに仲裁に入ったことをきっかけに暴行が始まったということです。 女子生徒は、これまでに担任の女性教諭の足を蹴る、腕を引っ張る、胸ぐらを掴んで壁に押し付けるなどの行為を複数回繰り返していたとみられています。▼担任教諭「何事もなく卒業させたい気持ちあったが…限界」 12月12日に中学校の校長が警察へ相談。17日に被害を受けた女性教諭が警察に被害申告を行いましたが、その際、女性教諭は「何事もなく卒業させてあげたいという気持ちはあったが、限界です」と話していたということです。 警察の調べに対し、女子生徒は「私は以前から担任の先生が大嫌いです」と容疑を認めているということです。▼教育委員会「報告受けたが介入の必要性感じなかった」 今回の事件に対し中学校を所管する教育委員会は「学校からの報告は受けていたが、介入の必要性は感じなかった」としています。