富士山下山中の60代女性が転倒しけが “雲の上の診療所”医師の判断で重機使い救助

遭難が相次ぐ富士山で、8月30日も登山者の救助がありました。九合目付近で転倒した女性がけがをし、八合目にある診療所の医師の判断で、重機で下山し病院に運ばれました。
30日午前11時前、富士山富士宮口八合目にある診療所「富士山衛生センター」の医師から、「下山中に転倒し頭を負傷した女性がいる」と警察に通報がありました。
警察によりますと、けがをしたのは岐阜県に住む女性(67)で、30日、下山中に富士宮口九合目付近で転倒し、自力で診療所を訪れたということです。女性は額から出血しているほか、打撲や切り傷を負い、手当てをした医師は救助が必要と判断し、重機で下山、病院に運ばれました。
けがをした女性は、別の女性と2人で28日に登山を始め、富士山で2泊して登頂後、下山する最中でした。