「選挙でお尻触られた」女性議員7割「票ハラある」 男性の1.3倍

投票の見返りに有権者から不当な要求をされる「票ハラスメント」は、女性の政界進出を妨げるハードルになっているとされる。
「票ハラ」根絶へ大阪府議会で条例成立 相談事案を調査も 議会向けのハラスメント研修を行う団体などが2021年、全国の議員200人(うち女性98人、元議員含む)に実施した調査では、約7割の女性が有権者からのハラスメントを「何度もある」「たまにある」と回答し、男性の約1・3倍多かった。内容は「パンストを売ってほしいと連絡があった」「選挙中に通り過ぎざま臀部(でんぶ)をなでられた」などだった。

同志社大の岡野八代(やよ)教授(政治学)は、内閣府の調査で女性議員の割合は国会で約14%、地方議会で約15%にとどまっていることを念頭に、「女性議員が少ないから、女性議員へのハラスメントが発生しやすくなる」と指摘。政治分野における男女共同参画推進法が21年6月に改正されたとし、「推進法の目的に沿って、政界における男女比の不均衡を改善していくべきだ」と話している。【澤俊太郎】
議会向けのハラスメント研修を行う団体などが2021年、全国の議員200人(うち女性98人、元議員含む)に実施した調査では、約7割の女性が有権者からのハラスメントを「何度もある」「たまにある」と回答し、男性の約1・3倍多かった。内容は「パンストを売ってほしいと連絡があった」「選挙中に通り過ぎざま臀部(でんぶ)をなでられた」などだった。
同志社大の岡野八代(やよ)教授(政治学)は、内閣府の調査で女性議員の割合は国会で約14%、地方議会で約15%にとどまっていることを念頭に、「女性議員が少ないから、女性議員へのハラスメントが発生しやすくなる」と指摘。政治分野における男女共同参画推進法が21年6月に改正されたとし、「推進法の目的に沿って、政界における男女比の不均衡を改善していくべきだ」と話している。【澤俊太郎】