旧統一教会・韓鶴子総裁の逮捕状、韓国特別検察官が請求…ソウル中央地裁が逮捕の可否判断へ

【ソウル=藤原聖大】世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の不正疑惑を捜査する特別検察官は18日、韓鶴子(ハンハクチャ)総裁について、請託禁止法違反容疑などで逮捕状を請求した。
今後、ソウル中央地裁が逮捕の可否を判断する。韓国・聯合ニュースが速報で伝えた。
韓氏は元幹部と共謀し、2022年4~7月、尹錫悦(ユンソンニョル)前大統領の妻、金建希(キムゴンヒ)氏に高級ネックレスなどを贈り、旧統一教会の事業に便宜を図るよう依頼した疑いが持たれている。尹氏の最側近で保守系政党「国民の力」の国会議員、権性東(クォンソンドン)氏に約1060万円相当を渡し、旧統一教会への支援を要請した疑いもある。
韓氏は17日に出頭し、事情聴取を受けていた。特検は、証拠隠滅などの恐れがあると判断したとみられる。