10カ所超の皮下出血、異母姉を暴行か 搬送先で死亡…傷害容疑で73歳男逮捕

姉に暴行してけがを負わせたとして兵庫県警捜査1課は6日、傷害の疑いで、神戸市東灘区本山中町の無職、池田賢造容疑者(73)を逮捕した。
池田容疑者は「黙秘します」と話しているという。姉はその後死亡しており、同課が暴行との関連や詳しい経緯を調べている。
同課によると、姉は池田眞紗子さん(79)。2人は異母きょうだいといい、同じ敷地内にある別々の戸建て住宅でそれぞれ暮らしていた。池田容疑者は、3月11日ごろから眞紗子さん宅で介護をしていたと説明しているという。
逮捕容疑は3月11~14日ごろ、眞紗子さんの自宅で、何らかの方法で暴行を加え額に皮下出血などのけがを負わせたとしている。
14日夜、池田容疑者が「飲み物を与えていたら意識を失った」と119番。眞紗子さんは1階洗面所付近で倒れており、心肺停止の状態で救急搬送されたが、病院で死亡が確認された。
手足にも10カ所以上の皮下出血があり、不審に思った病院が県警に通報していた。