大手生命保険や損害保険会社から調査・情報サービスの業務委託を受ける審調社(東京都品川区)は11日、自社の一部サーバーがランサムウェア(身代金要求型ウイルス)被害を受けたと発表した。
「漏えいした恐れのある情報は調査中」とし、詳細は明らかにしていない。
同社の発表や契約先の保険会社によると、6月27日に一部サーバーが第三者による不正アクセスを受け、個人情報が漏えいした可能性がある。7月2日に被害が発覚し、全容把握の調査を進めている。ホームページで「新たに知らせる内容が判明すれば、速やかに情報を開示する」としている。
審調社は、第一生命ホールディングス傘下の第一フロンティア生命保険や三井住友海上火災保険、あいおいニッセイ同和損害保険など生保、損保会社の大手から、保険事故調査などの委託を受けている。