男性救助で5人が連係プレー、感謝状贈られた駅員は甲子園で春夏連覇の経験

心肺停止した男性(77)の救助に貢献したとして、東京消防庁は24日、JR恵比寿駅(東京都渋谷区)の駅員の真栄平大輝さん(29)や同駅ビルの警備員計5人に消防総監感謝状を贈った。
男性が同駅西口の歩道上で倒れていたのは先月25日午前9時過ぎ。通行人から連絡を受けた真栄平さんが119番し、5人が交代で心臓マッサージを行った。男性は一命を取り留め、退院に向けて療養中という。
渋谷消防署の戸谷彰宏署長から感謝状を受け取った真栄平さんは、高校野球の強豪・興南高校(沖縄県)の選手として甲子園で春夏連覇の経験があり「連係プレーが大事な野球の経験が生きた」と笑顔で話した。