運転士「集中力が途切れて…」普通電車が停車するはずの駅を通過 約180m過ぎた地点で停車も引き返せず

14日午前、名鉄瀬戸線の普通電車が、停車するはずの駅を通過していました。

名鉄によりますと、14日午前9時過ぎ、名古屋市北区の名鉄瀬戸線「尼ケ坂駅」で、栄町駅発・尾張旭駅行きの普通電車が、停車せずホームを通過しました。

通過に気づいた車掌からの指摘で、50代の男性運転士がブレーキをかけましたが、本来の停車位置からおよそ180メートル過ぎたところで停まったため引き返すことができず、そのまま次の駅へ向かったということです。

この電車に乗れなかった乗客のため、名鉄は急遽後続の急行を普通電車に変更。また、尼ケ坂駅で降りる予定だった乗客は次の駅で下車し、別の電車で折り返したということです。

男性運転士(50代)は「集中力が途切れてしまい失念してしまった」と話しているということです。