渦中のニチガク社長を直撃取材「心が痛い」 入試直前に予備校閉鎖

大学入試を目前にしたこの時期に突然、生徒130人を抱える予備校が閉鎖されました。何が起きているのか、番組は運営会社の社長を独自で取材しました。
渦中の「ニチガク」の社長が、カメラの前で語ったこととは…。
JR新宿駅から徒歩10分ほどの所にニチガクがあります。 入り口には合格実績が書かれた紙がたくさん貼られています。
窓ガラスにビッシリ貼られた有名大学への合格実績。しかし、その隣には別の貼り紙がありました。
来週末に大学入学共通テストが迫るなかで、およそ130人の生徒が所属する予備校の突然の閉鎖。6日、荷物を取りに来た生徒はこう話します。
経営陣からの説明もないまま、突如閉鎖されたニチガク。スタッフは少し前から異変を感じていました。
その際、ニチガクの経営陣は、スタッフに対し「12月中に必ず支払う」と説明したといいますが、いまだ25万円の給与は支払われていません。
ニチガクの冬期講習のためにスケジュールを空けていた講師はこう話します。
この講師が以前から気になっていたのは、ニチガクの強気な経営方針です。
東京商工リサーチによりますと、予備校などの「学習塾」の倒産は去年53件に達し、過去最多を更新しました。少子化が進んでいることに加えて、こんな背景もあるようです。
番組は詳しい事情を聴くため、ニチガクを運営する会社の社長を直撃取材しました。
受験直前のタイミングでの閉鎖についてはこう話しました。
ニチガクの運営会社の社長は、筆頭株主である前の社長が去年11月末ごろに破産することを決めていて、自分にはどうすることもできなかったと釈明しました。
一方で、ニチガクの代理人弁護士はこう説明しています。
(「グッド!モーニング」2025年1月7日放送分より)