トラックが路線バスに衝突 車線はみ出しか…運転手死亡

24日朝、路線バスとトラックが、国道で正面衝突する事故が起きた。
トラックの前方は大きく壊れ、運転席は原形をとどめておらず、その前に止まっている路線バスは、運転席の下側が大きくへこみ、フロントガラスが割れ落ちている。
事故が起きたのは、24日午前8時半過ぎ、茨城・常陸太田市の国道で、路線バスとトラックが正面衝突し、トラックの運転手が車内で挟まれた。
現場では、救急隊が、運転手の男性の救助活動にあたる様子がとらえられていた。
現場近くの住人は、取り残された男性の様子を「(運転手の体に)ハンドルが食い込んでいる感じ。こんな状態。意識ないんじゃないですか」と証言した。
そして、事故からおよそ2時間後、男性運転手は助け出されたが、その後、死亡が確認された。
一方、路線バスには運転手のほか、乗客2人が乗っていた。
現場近くの住人「運転手さんに声かけて、『大丈夫ですか?』って言って、後ろに乗っているおばあちゃんたちにも『大丈夫ですか?』って声かけたら、一応大丈夫だって言うので。こういう事故は、わたしはここの街道では、見たのは初めてです」
乗客と運転手は病院に搬送されたが、いずれも軽傷とみられている。
現場は、片側1車線の見通しのいい、ほぼ直線の道路。
警察は、車線をはみ出したトラックが、走行中の路線バスに衝突したとみて調べている。