玄関先に男性遺体 殺人と断定 前の家は火事に…移り住んだ先で トラブルに巻き込まれたか

宮城・柴田町で、54歳の男性が血を流して死亡しているのが見つかった事件。
18日午後3時過ぎ、警察は会見を開き、殺人と断定したことを明らかにした。
宮城県警の会見「村上隆一さん被害に係る殺人事件につきましては、本日、捜査本部を設置しました」
宮城・柴田町に住む村上隆一さんが、自宅の玄関先で腰のあたりから、血を流して死亡しているのが見つかったのは、17日午前7時ごろ。
現場近くに住む人から、119番通報が寄せられた。
119番通報した人「声をかけたんですが、いびきも何もなくて、口を開いたまま、ひっくり返っていました」
村上さんは、あおむけの状態で倒れていて、司法解剖の結果、死因は失血死であることがわかった。
現場から凶器らしきものは発見されておらず、警察は、犯人が凶器を持ったまま、逃走したとみている。
村上さんが住む家は、ここ数年、空き家だったという。
そこに村上さんが移り住むことになったきっかけは、火災。
2023年2月末に、当時住んでいた自宅が全焼し、住む場所を失った。
現場は空き地となり、焼け焦げた、さまざまなものが残されていた。
この火災からまもない3月上旬、柴田町の家に引っ越してきたという村上さん。
現場では18日、捜査員らが特殊なシートを使い、付近に残る足跡を採取する様子が見られた。
警察は、犯人の割り出しに向け、村上さんの交友関係についても調べを進める方針。