悠仁さまが、筑波大学生命環境学群の生物学類に合格され、来春入学されることが発表されたのは12月11日のこと。
「悠仁さまが受験された学校推薦型選抜の合格発表日と同日に宮内庁が発表したのは、“宮内記者会をはじめメディアからの多くの問い合わせがあったから”ということが理由とされました。悠仁さまは、同世代の受験生が必死に勉強に励んでいる時期に合否を発表されることは控えたいお気持ちをお持ちだったそうですが、秋篠宮ご夫妻や皇嗣職の判断で公表されたそうです。
赤坂御用地からつくば市のキャンパスまで車で通学される方向で検討が進んでいますが、沿道の警備体制や地元との協力体制を作るうえで、ご入学直前でのアナウンスは控えたいという判断があったのかもしれません。
また12月20日までに、必要な書類などを提出し、入学手続きを完了されたそうです。正式に4月から悠仁さまは通われることになりますが、茨城県の大井川和彦知事もこの前日の定例会見で、『大変光栄なこと』といった発言をしていたように、早くも地元は歓迎ムードが広がり始めているようです」(皇室担当記者)
本誌が現役学生の一人に悠仁さまが後輩になることについて感想を求めると、こう語った。
「キャンパス内は一般の方も多く出入りしていて、学食を食べに来る人や犬などのペットを散歩させる近隣の方もものすごく多いので、“警備で物々しくなりそう…”と話す学生もいました。
皇族の方が後輩となることは現実味がないようで不思議な感覚があります。でも、同じ大学で一緒に学べることはうれしいです。将来、天皇となられる方と同じ環境で過ごすのは、私をはじめ他の筑波大生にとっても貴重な経験です。
悠仁さまは同級生から『ひーくん』と呼ばれていると報じられているようですけど、大学でも同じニックネームがつくのか気になります。“もし同じ授業をなったりゼミに所属することになったら、普段なんと呼ぼうか”なんて具合で話題になっていますね」
学生時代、天皇陛下は「じい」、上皇さまは「チャブ」とご学友から呼ばれていたことは知られている。悠仁さまは幼いころは、ご家族から「ゆうゆう」などとも呼ばれていたこともあったという。
「皇室の方々にとって、学生時代の自由な時間は、生涯にわたるご友人を作る貴重な機会です。天皇陛下も上皇さまも、ご学友にはあだ名で呼ぶことを特に気に留められることなく許されていたそうですが、それは普段、周囲にいるほとんどの大人は名前で呼ぶことがなかったわけで、こうしたことからもあだ名で呼ばれることはうれしいお気持ちもあったのかもしれません」(前出・皇室担当記者)
筑波大の教員や職員たちは、やはり気になるようで……。
「呼び捨てにしたり、あだ名で呼ぶわけにもいかず、ほとんどの大学関係者は“殿下”とお呼びすることになるでしょう。学習院のように、伝統的に皇室の方々が通われた実績が筑波大にはありませんから、日常的にどのように悠仁さまに接したらいいのか、困惑している教員や職員も少なくありません。コミュニケーションの取り方といった細かい部分も含めて、今後は学内で情報の共有がなされてほしいと思います」(筑波大関係者)
悠仁さまが周囲から親しまれ、生涯のご友人や恩師に恵まれる機会が増えていく大学生活になることを願うばかりだ――。