法定金利の最大243倍で資金を貸していたとして、警視庁生活経済課は5日、出資法違反(高金利)と貸金業法違反(無登録営業)の疑いで、東京都板橋区小豆沢、元貸金業経営、大中(おおなか)大輔容疑者(34)ら5人を逮捕した。生活経済課によると、いずれも容疑を認めている。
大中容疑者らは平成24年7月以降、架空の貸金業者のホームページを作成し、利用者が入力した住所などの顧客情報を元に電話で勧誘。計約1500人にインターネットバンキングの他人名義の口座を通じて総額約6900万円を貸し付け、計約3700万円の利息を受け取っていた。
逮捕容疑は25年9月~26年5月、福岡県の男性会社員(33)ら6人に、114回にわたり計約270万円を貸し付け、法定金利の19~243倍にあたる利息計約260万円を受け取ったとしている。