無免許で街宣車を運転するなどした疑いで右翼団体の代表が逮捕された。
警視庁公安部によると、道路交通法違反などの疑いで逮捕されたのは、右翼団体「旭義(きょくぎ)青年隊」の代表・松尾研二容疑者(57)。
松尾容疑者は、運転免許がないにもかかわらず、去年10月、東京・瑞穂町で、自家用車を運転した他、知人のバイクにも乗った疑いがもたれている。去年11月と今年1月には、街宣車も運転していたとのこと。また、自家用車は、自賠責保険に未加入で、車検も切れていたという。
逮捕容疑は、無免許運転の「道交法違反」と、自賠責保険未加入の「自動車損害賠償保障法違反」、車検切れの「道路運送車両法違反」。
松尾容疑者は、もともと運転免許は取得していたものの、去年1月、取り消しとなり、その後、無免許状態だったという。一方で、政府機関や各国大使館などへの抗議活動、反戦デモに対する反対行動の際に、街宣車を乗り回していた可能性もある。
松尾容疑者の団体は、構成員が数人程度、保有する街宣車も1台だったという。公安部の調べに対し、松尾容疑者は、無免許運転の疑いなどについて、「よく覚えていない」と否認している。