「初手お茶…じゃない!?」藤井聡太竜王の“新手”にファン「初めて見たかも」「お茶あるのに」とザワザワ/将棋・JT杯

将棋日本シリーズ JTプロ公式戦の2回戦第4局が9月23日、北海道札幌市の札幌コンベンションセンター 大ホールで行われ、藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が67手で羽生善治九段(51)に勝利した。藤井竜王と言えば、最初の一手を指す前の「初手・お茶」ルーティーンがファンの間でも知られているが、この日はコップに注いだ水を一口。ABEMAの視聴者を「初手お茶…じゃない!?」「聡太先生、それ水やで!」とザワつかせていた。
JTプロ公式戦は前年覇者、タイトルホルダー、賞金ランキング上位者から12人が選出されるトップ棋士たちによるトーナメント戦。2回戦第4局では、五冠王・藤井竜王VSレジェンド・羽生九段のゴールデンカードが実現した。
藤井竜王と言えば、最初の一手を指す前に必ずお茶を一口飲む「初手・お茶」のルーティーンがファンに知られている。防衛3連覇を果たした今期の王位戦七番勝負第5局開幕前には、「何か明確なきっかけがあって始めた訳ではないですが、何回かやっているうちに一番落ち着くなと思って続けています」と話しており、藤井竜王にとっては大事な意味を持つようだ。
しかし、この日の対局ではペットボトルの水をコップに注ぎ、初手は水。ペットボトルのお茶、茶碗も用意されていたが、迷わず水を選んでいた様子に、視聴者からは「え、水?」「お茶あるのに!」「聡太先生、それ水やで」「水かよ!」「水はあまり見ないな」「水は新手w」「初手水じゃん!」とコメントが押し寄せていた。
藤井竜王の先手番で始まった本局は、横歩取りの戦型に。序盤から激しい攻め合いとなり、藤井竜王が強く踏み込んで勝利を引き寄せた。“力水”となったか、羽生九段に快勝を飾りベスト4に進出。初優勝を目指し、次戦の準決勝では関西の強豪・稲葉陽八段(34)と対戦する。
(ABEMA/将棋チャンネルより)