【独自】遮断機に親子…“危険な進入” 渡り切る前に「閉じ込め」も… 警報音鳴っても“くぐり抜け”

FNNビデオPostに投稿されたドライブレコーダーの映像。
踏切の警報音が鳴り、遮断機が下り始めている中、歩行者と自転車に乗った女性が侵入した。
次の瞬間、下りてきた棒が女性に接触し、自転車が踏切の中で転倒してしまった。
すると、先に踏切を渡り終えていた男性が駆け寄り、自転車を起こすのを手伝い、踏切の外に出した。
自転車には、チャイルドシートがつけられていて、子どもも乗っていた。
動画を投稿した人に話を聞いた。
投稿者「すぐに『降りないと』と思って、ドアに手をかけたんですけど、通行人の方が、すぐに飛んでいったので大丈夫だろうと。この踏切は、よく遮断機が下りても、自転車で無理に通っていく人が多い場所です」
この映像が撮影されたのは、8月5日の午前8時半ごろ。
神奈川県のJR川崎駅近くにある南武線の踏切、柳町踏切。
「イット!」は22日、現場を取材した。
すると、踏切が鳴り、遮断機が下り始めているにもかかわらず、お構いなしに侵入する自転車や歩行者たちの姿が。
中には、遮断機の棒にぶつからないよう、頭を下げながら入る自転車や走って踏切を通り抜ける男性もいた。
なぜ、こうした危険な行為をするのだろうか。
遮断機が下りる回数が影響している可能性も。
取材班は、こんな場面にも遭遇した。
つえをついて、踏切に入った男性。ところが、踏切を渡り終える前に警報音が鳴り出した。
踏切内に閉じ込められる形となった男性。
反対側の棒を少し押して、無事、踏切の外に出ることができた。
一方、こちらの男性は、踏切を渡り終える前に遮断機が下りてしまい、両手をついて棒をくぐって出た。
この日の取材でも、何度も目撃された危険な状況。
JR東日本によると、現時点で、線路と道路を陸橋などで立体交差させるなどの予定はないという。