熊本市内でわざと車の追突事故を起こすなどして保険会社から100万円余りの
保険金をだまし取ったとして、20代の男2人が、詐欺の疑いで逮捕され、
起訴されていたことがわかりました。
逮捕、起訴されたのは、いずれも熊本市南区の、飲食店経営、杉本宣哉被告(28)と、
解体業、宮田拓郎被告(24)です。
起訴状などによりますと杉本被告らは、去年3月、他の知人2人と軽貨物車と
軽乗用車2台に分乗して熊本市南区の路上でわざと追突事故を起こし、保険会社から、
79万円の保険金をだまし取ったとして詐欺の罪に問われています。
さらに杉本被告は、去年6月にも車に当て逃げされたとうそをついて36万円の
保険金をだまし取ったとして詐欺の疑いで逮捕され、起訴されています。
知人2人のうち、20代の男も逮捕されましたが、「車に同乗していただけだった」
などとして起訴は見送ったと見られ、残る20代の女の行方はわかっていないということです。
警察は、女の逮捕状を取って行方を追うとともに、杉本被告らがグループで他にも
保険金詐欺を繰り返していたと見て、捜査を続けています。