子どもに家事をどのくらいさせるかというのは、家庭によっても価値観が色濃く出る部分かもしれませんね。今回の投稿者さんは社会人の娘さんを持つママさん。どうやら実家暮らしの娘さんに家事をさせるかどうかで悩んでいる様子ですよ。
『みなさんは社会人の子どもが実家暮らしだったら、家事はさせますか? わが家は洗濯や皿洗いはさせていますが、娘に「毎日クタクタで家事がしんどい。周りはみんなお母さんにやってもらってる。家に5万円も入れてるのに家事させるなんてひどい!」と言われました』
社会人である娘さんには、自分の分だけの洗濯やお皿洗いなどを任せている様子です。しかし娘さんはこれに対して腑に落ちない気持ちを抱いており、「5万円もお金を入れているのに家事をさせるなんて……」と不満に感じているのだそうですよ。
毎日泣きながら帰ってくるけれど……
投稿者さんはさらに現在の状況を話してくれました。
『確かに仕事も慣れなくて毎日泣いて帰って来てるし、大変な時期だとは思います。社会人の子どもに家事させるのはひどいですか? 部活で毎日帰りが遅い、しかも進学校に通っている下の子には家事はさせてません。社会人の娘は下の子にも八つ当たりしていて困っています。「冷たい! 鬼! 生まれた家からやり直したい!」とも言われました』
なんと娘さんは毎日泣きながら仕事から帰ってくるのだそう……。投稿者さんの口から具体的な理由は語られていませんが、ひょっとしたら慣れない仕事が毎日泣いてしまうほどに大変なのかもしれません。「家事をしなさい」と言う投稿者さんに対して、「鬼! 冷たい!」とも言い放ったのだそう……。どうやら穏やかな状況とは言えなさそうですね。
娘さんは甘えすぎでは……?
娘さんの言動に対して、ママたちからは非難の声が寄せられました。
『家族全員分じゃないんでしょ? 自分の洗濯と自分の使った食器洗いくらいだよね。何甘えてるの?』
『娘さんに「新入社員でひとり暮らししてる人は家事も生活費も全部自分で賄ってるんだよ!」って言ってやりな! 私はひとり暮らししてたから、そんな甘えたことを言う娘さんにイラっとするわ』
『自分の分するのは当たり前じゃない? 子どもじゃないんだから。娘さん甘えすぎだと思う』
「私は外で仕事をしているのに家事もしてくれないなんて」と憤る娘さん。しかしこの考えはママたちから「甘え」とのレッテルを貼られたようです。そもそも投稿者さんが娘さんに振り分けているのは、娘さん自身の分の洗濯やお皿洗いのはず。自分の身の周りのことを自分でするのは、いわば当然のことでしょう。「娘に家事をさせるなんてひどい」との言葉に「何を甘えているの?」と眉をひそめるママたちも少なくなかったようです。
『わが子と一緒に暮らしてると、仕事で疲れて帰ってくる姿を見て「甘やかしちゃいけない」と思いながらついやってあげちゃうよね。でも自分のことぐらいは自分でやるようにしたほうがいいとは思う』
「家事をさせないほうがいいのか……」と悩む投稿者さんに対して、「代わりにやってあげたい気持ちはわかるけど、心を鬼にしたほうがいいかもしれない」とアドバイスをしたママもいました。娘さんにとって今はつらい状況かもしれませんが、あえてここで「自分でやりなさい」と厳しくされることで家事が身につくかもしれません。
「5万円も入れてる」って……生活費でしょ?
『5万円じゃ食費と水道光熱費くらい? 足りないかもしれないくらいの額でしょ。それで住居も提供されて、家事も負担なしってあり得ないよ』
『5万円出すから家事を全部やれっておかしな話よね。ひとり暮らししたら家賃や光熱費、食費で5万円以上かかる上に全部自分でやらなきゃいけないんだから』
『地域によっては5万円じゃひとり暮らしできないし、何を甘えてるんでしょう。甘やかすといつまでも脛をかじるかもよ』
「家に5万円も入れてるのに……」との不満には、「それは生活費であって、家事をしてもらうためのお金じゃない」と鋭い指摘が入りました。もしひとり暮らしをするとしたら、家賃に食費、水道光熱費……地域によっても差があるでしょうが、おそらく5万円以上のお金が必要となるでしょう。さらに当然ながら家事はすべて自分でしなければなりません。「家に5万円入れてるんだからお母さんが家事を全部やって」というのは、トピック内のママたちにはあまり受け入れられない考え方だったようです。
社会人になった娘さんに「自分の洗濯と洗い物くらいは自分でやって」と言ったところ、「鬼!」とまで反論されてしまった投稿者さん。家事をさせないほうがいいのかしらと悩む投稿者さんでしたが、ママたちは「娘さんは甘えている」と考えたようですね。家族全員分ではなく自分が出した分の洗濯や洗い物くらいならば、むしろ積極的にやらせたほうがいいとの意見も出ました。少しずつ家事をしてみることで、だんだん身につくかもしれませんね。
後編へ続く。