フォークリフト遊びで女児死亡に“辛すぎ”と広がる沈痛…残された母と兄弟の胸中を心配する声も

夏休みの終わりを目前にした8月28日、群馬県前橋市で痛ましい事故が起こった。父親と一緒にフォークリフトを使って遊んでいた小学3年生の女の子の頭上にパレットが落ち、死亡したのだ。
各メディアによると、事故が起きたのは28日の夕方午後4時50分ごろ。父親と小学3年の女児は、他の兄弟らとともに自宅兼会社の敷地内で遊んでいたという。
父親は、操縦するフォークリフトでパレットを地上3メートルの高さまで持ち上げ、そこにベルトを吊るしブランコのようにして女児を遊ばせていた。すると、フォークリフトに差し込んでいた重さ100~150キロほどのパレットが女児の上に落下したのだ。
女児は病院に運ばれたが、その後死亡が確認された。調べに対して父親は、ブランコのようにして遊ぶのはその日が初めてだったと話しているという。
FNNプライムオンラインの取材に対し、近所の人は、一家の様子について普段からバーベキューをするなど仲睦まじい家族だったと明かしている。
そんな家族を襲った悲痛な事故。このことが報じられると、SNS上では亡くなった女児の死を悼むコメントが殺到した。
さらに、残されたその母親、共に遊んでいた兄弟ら、そして結果的に自らの過失によって我が子の命を失ってしまった父親ら、遺族の心中を慮る声も相次いでいる。
《8歳のお子さんと遊んであげてたお父さんはこれからどんな思いで過ごていくのかな。お父さんの自業自得とかコメントみたけどそんな事お父さんが1番わかってるだろうし自分の責任で子供を亡くすって想像しただけでも辛い》《フォークリフトの事故、亡くなった子もきっと直前まで楽しく遊んでたと思うといたたまれない。そんな事故を目撃した周りの兄弟たちも心配だしお母さんの気持ちになると胸が苦しい。》《そもそもフォークリフトは重機てあって遊具にするもんじゃないし。父親はもちろん家族親族の胸中は地獄だろうな》《これ母親の気持ちを考えるとすごく辛い…》《関係者全員の今後を考えるとぜんぶ地獄》
いっぽうで、フォークリフトの目的外の使用によって起こってしまったことから、父親の責任を問う厳しい声も。ネット上では父親が営んでいた住宅設備会社を特定しようとまでする動きも見られている。
一部のまとめサイトでは会社兼自宅と思われる建物のストリートビューが公開されたり、会社を紹介するWEBサイトのスクリーンショットが掲載されている。一家の今後の生活にも、暗雲が立ち込めているのだ。
《こんな事故起こした会社にリフォーム任せたい人はいないだろうし、でもこの子の兄弟達や奥さんも食べさせたりしないといけないからこれからどうするんだろう…》《フォークリフト案件、どういう経緯でそういうことをやったかはわからないけど、娘の命を眼の前でなくしてしまった父親の悔恨は計り知れないね・・・。会社の代表が起こした事故というのも、これからのことを考えるとキツイ。》
2度とこのような事故が起きないことを祈るばかりだ。