交番勤務中に性行為に及んだとして、県警は7日、秦野署地域課の40代の男性巡査部長と20代の女性巡査を、ともに減給10分の1(1カ月)の懲戒処分にしたと発表した。巡査部長は既婚者で、8月に署員専用の投書箱に「2人が不倫している」との投書があり発覚したという。
監察官室によると、2人は昨年9月から同じ交番に勤務。今年6月下旬ごろから8月11日ごろまでの当直勤務時、深夜の休憩時間中に数回にわたり、休憩室で10~15分ほど性行為に及んだ。いずれの時間帯も勤務していたのは2人のみだったが、「不在」の間も交番への来訪者はいなかったとしている。
県警の聴取に対し、巡査部長は「自分に好意があると思った。ばかなことをした」と釈明。巡査は「親身になって指導してくれた巡査部長が気になった。数え切れない人に迷惑をかけた」と反省の弁を述べているという。一方で2人とも「恋愛感情はなかった」と説明している。