女性に抱きつき下着強奪…34歳男が繰り返し「卑劣わいせつ行為」

本誌カメラマンをにらみつける男。
11月9日に千葉県警柏署に逮捕された、自称無職の椎名孝之容疑者(34)だ。逮捕容疑は、強制わいせつ致傷や強盗など。被害にあった女性は、複数にのぼる。
「最初に事件が起きたのは、21年4月17日でした。午後1時過ぎ、柏市内の路上で30代の女性に背後からいきなり抱きついたんです。椎名容疑者は女性の胸を触るなど、わいせつな行為を働きます。女性は転倒し、頭部を打撲するなどのケガを負いました。
さらに、10日後の4月27日午後5時前のことです。椎名容疑者は、またも柏市内の路上で帰宅途中の20代女子大生を襲います。スカートをめくり下半身を触り、履いていた下着を強奪。その場から逃走したんです」(全国紙社会部記者)
2つの事件で、被害女性はスグに警察へ通報。防犯カメラの映像などから、椎名容疑者の犯行が発覚した。逮捕された椎名容疑者は「両方とも私がやったことに間違いありません」と、犯行を認めている。被害女性と椎名容疑者に、面識はなかったという。
同様の事件は、全国で繰り返されている。11月6日には、東京都江戸川区に住む会社員・角間幸雄容疑者(51)が警視庁小松川署に逮捕された。
「今年9月30日の夜8時過ぎのことです。被害にあった女子高生のAさんは、江戸川区内のスーパーで友人と買い物をしていました。角間容疑者はAさんの姿を確認すると後を尾行。Aさんが自宅マンションの駐輪場に自転車をとめた直後、彼女を引き寄せ前のめりに倒したんです。
角間容疑者はAさんに襲いかかり、スカートを脱がせようとします。しかしAさんは激しく抵抗。角間容疑者は、そのまま逃走しました。自宅に戻ったAさんは家族に相談し、その日のうちに110番通報します。制服は破れていましたが、Aさんにケガはなかったようです」(同前)
逮捕された角間容疑者の自宅を警察が家宅捜査すると、驚きの光景が広がっていた。
「部屋が女子高生の制服やスカート、下着で溢れていたんです。その数は数百点にのぼりました。中にはマネキンに着させ、丁寧にディスプレイされている制服もあったとか。角間容疑者は犯行動機について、警察へこう語っています。『女子高生を見て着ているスカートが欲しくなった。若い女性のスカートの匂いが好きです』と」(同前)
角間容疑者は同様の事件で、女性にケガを負わせ12年3月にも逮捕。翌年3月には、懲役6年の実刑判決を受けた。警察は冒頭で紹介した椎名容疑者にも余罪があるとみて、捜査を進めている。