えっ…うそでしょ!? 児童一人に《ベニズワイガニ1杯》が提供される学校給食が「絵面強すぎ」と話題に

小・中学校で提供される学校給食。パンもしくは米飯、主菜、副菜、牛乳など栄養バランスを考えて作られていますが、地域によってはその土地の特性を生かしたメニューが登場することも。富山県射水市では年に1度、小学校6年生の児童一人一人に「ベニズワイガニ1杯」が提供されているそうです。
海産物が豊富な射水市ならではの「ベニズワイガニ給食」。鮮度管理も徹底されており、提供するカニは前日の午前中に水揚げされたものが使用されます。仲買人によってゆでられた後は一度、冷蔵庫で保管。その後、保冷剤の入った発泡スチロールで各学校へ届けられます。
給食としてベニズワイガニが提供される際は、提供元の新湊漁業協同組合の組合長が学校へ来訪。児童にベニズワイガニの生態や漁法、食べ方などをレクチャーします。さらに、給食委員会による校内放送や掲示で、子どもたちが自分たちの住む射水市の特産品・ベニズワイガニのことを楽しく学べる工夫も。
そんなベニズワイガニの学校給食提供は、2003年度からスタート。新湊漁業協同組合の発案で、最初は旧新湊市の小学校8校が対象でした。2005年に旧新湊市を含む射水郡の市町村合併で射水市ができたことにより、射水市内全ての小学校15校に拡大。特色ある給食として情報を発信することで、ベニズワイガニと射水市の知名度向上を狙っています。
ちなみに、射水市のベニズワイガニ給食は2025年7月16日放送の「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系)で紹介されたことも。富山県出身の俳優・室井滋さんが「給食にカニ、一人1杯。漁協からおじさんが持ってきてくれて」と話し、スタジオを驚かせました。他にも、ニュースなどで児童にズワイガニが提供される様子が伝えられることもあり、ネット上には「給食でカニ1杯はウソでしょ? と思ったら本当だった」「給食にしては絵面が強すぎる」といった反響が寄せられています。
地域の特色が表れる「ご当地給食」。他の地域にはどんな給食があるのか、興味深いですね。