同居する男性(当時47歳)に正座を強要したなどとして、福岡県警は25日、田川市の土木業の男(53)、直方市の建設作業員の男(21)の両被告を強要と傷害の疑いで再逮捕した。
男性は土木業の男が雇用していた従業員で、両被告は男性への別の傷害罪で起訴されている。
発表では、両被告は昨年10月26日午後4時半~27日午前2時半頃、土木業の男の自宅の居間で、男性に「朝まで正座しろ」と言って約10時間正座をさせたうえ、太ももを木製の棒で殴るなどして約3週間のけがを負わせた疑い。県警は両被告の認否を明らかにしていない。
男性は事件の約10日後、感染症による多臓器不全で死亡した。暴行と死亡との因果関係は認められなかったという。