おもちゃ用品チェーン「トイザらス」公式Xが2025年9月17日、6日前の投稿でプロ野球「横浜DeNAベイスターズ」および所属選手名を出して商品宣伝を行ったことについて、「公式グッズであるかのように誤解を招く表現」などがあったとして謝罪した。球団側はどう受け止めたのか。
問題となったのは、トイザらス公式Xが9月11日、丸1尾のロブスターをプラスチックで模した同社限定おもちゃ「はさんでロブスターハンド」を下記のように紹介した投稿だ(既に削除)。
続けて「#横浜DeNAベイスターズ」と球団名に加え、外野手・蝦名達夫選手の名前を漢字で「#蛯名達夫」と誤表記していた。
投稿を受けてXでは、「え、これってベイスターズとコラボしてる訳じゃないんだよね??」「ブランドにタダ乗りするのは企業としていかがなものか」「選手の名前まで間違えて失礼極まりないです」「公式グッズじゃないのに企業がこうやって取り上げることによって勘違いする人も出てくるんだろうね」などと波紋が広がった。
この商品は一部ファンが球場で応援に使っていることで知られるが、「これ現地で頭より高くあげてる人とカチカチ鳴らす人が増えてきて本当に邪魔なので勘弁してください」「頼むから宣伝しないでくれ」といった苦情も少なくない。幅34センチ×高さ7センチ×奥行き18センチというサイズをはじめ、何らかの規定に抵触しうるのではとの指摘もみられた。
トイザらス公式Xは17日になって、先の投稿について「選手名の誤りや、スタジアムでの使用について誤解を招く表現がございました。深くお詫び申し上げます」と謝罪し、
と呼びかけた。ほどなくして「お客様からのお声を真摯に受け止め、該当投稿はいったん削除させていただきました」と報告したうえ、下記のように重ねて訴えている。
一方、ベイスターズ側の見解はどうか。実際に球団に無断での投稿だったのか、投稿の受け止め、球団および本拠地球場「横浜スタジアム」の観戦ルールにおいて当該商品の使用は問題ないかを尋ねたところ、広報部は18日にJ-CASTニュースの取材に応じ、「弊社から個別の回答は差し控えさせていただきます」と答えるにとどめた。