30日午前5時40分ごろ、北海道北広島市中央2の2階建て共同住宅「ロジック21」で「2階の窓から煙が出ている」と、散歩中の女性から119番があった。2階居室の焼け跡から男女計2人の遺体を発見。ほかに男性1人が病院に搬送されたが、命に別条はないという。厚別署はこの住宅に住む無職、荻野正美容疑者(67)を現住建造物等放火の疑いで現行犯逮捕した。司法解剖で遺体の死因を調べ、殺人容疑も視野に捜査する。
【写真】京都・ウトロ放火判決後、記者会見の様子 荻野容疑者の逮捕容疑は、30日午前5時35分ごろ、自身の居室に火をつけて、共同住宅の一部を焼いたとしている。「灯油を自分の部屋にまいて火をつけた」と容疑を認めているという。道警などによると、この共同住宅はNPOが運営し、住まいのない人らが無料で滞在できる宿泊所。出火当時は荻野容疑者や管理人を含む15人がいたとみられ、そのうち2人と連絡が取れていない。 近くの主婦(65)は出火直後に荻野容疑者とみられる男性が、住宅から数十メートル離れたベンチに腰掛け、「オレがやった」と叫んでいるのを目撃した。窓から激しく炎と黒煙が上がり、遺体が発見された現場を前に「足が震えた。恐ろしい」と話した。向かいの市営住宅で暮らす70代女性は「サイレンの音で目が覚めて外を見ると、真っ黒な煙が上がっていた。裸足で避難した住民もいた」と語った。【谷口拓未、米山淳】
荻野容疑者の逮捕容疑は、30日午前5時35分ごろ、自身の居室に火をつけて、共同住宅の一部を焼いたとしている。「灯油を自分の部屋にまいて火をつけた」と容疑を認めているという。道警などによると、この共同住宅はNPOが運営し、住まいのない人らが無料で滞在できる宿泊所。出火当時は荻野容疑者や管理人を含む15人がいたとみられ、そのうち2人と連絡が取れていない。
近くの主婦(65)は出火直後に荻野容疑者とみられる男性が、住宅から数十メートル離れたベンチに腰掛け、「オレがやった」と叫んでいるのを目撃した。窓から激しく炎と黒煙が上がり、遺体が発見された現場を前に「足が震えた。恐ろしい」と話した。向かいの市営住宅で暮らす70代女性は「サイレンの音で目が覚めて外を見ると、真っ黒な煙が上がっていた。裸足で避難した住民もいた」と語った。【谷口拓未、米山淳】