振り込め詐欺、リーダー格ら逮捕=医療費名目、21道府県で被害-岐阜県警 奈良岡みよん容疑者

岐阜、愛媛県警などの合同捜査本部は27日までに、両県などで還付金詐欺を繰り返したとして、住所不定、無職、佐藤仁覚容疑者(28)と川崎市高津区、無職、奈良岡みよん容疑者(23)を電子計算機使用詐欺容疑で逮捕した。21道府県で84件、約8700万円の被害があり、11人を逮捕した。捜査本部は佐藤容疑者がグループのリーダー格とみている。
容疑は、2人は愛知県一宮市猿海道、会社員、市橋一輝被告(24)=同罪で起訴=ら5人と共謀し、08年6月中旬、社会保険事務局職員を名乗り、岡山県倉敷市の女性会社員(51)方に電話をかけ「医療費の払い戻しがある。ATM(現金自動受払機)で払い戻しの手続きができる」とうそを言い、同市内でATMを操作させ、女性の母(80)の口座から約126万円をだまし取ったとしている。
捜査本部によると、両容疑者は容疑を否認しているという。