ことし4月、宮崎市青島の県道で男性2人が車にひき逃げされ、1人が死亡、
1人が大けがをした事件で、運転していた宮崎市の27歳の男が、
ひき逃げなどの罪で、起訴されました。
起訴されたのは、宮崎市の無職、日高隆伸被告(27)です。
起訴状などによりますと、日高被告はことし4月12日の夜、
宮崎市青島の県道で軽トラックを運転し、道路を渡っていた男性2人をはねて、
1人を死亡させ、1人に大けがを負わせたとして、
ひき逃げと自動車運転過失致死傷の罪に問われています。
検察によりますと、日高被告は、「運転中にたばこに火をつけようとして
前をよく見ていなかった。ぶつかったとき、人をひいたという認識はあった」
という内容の話をしているということです。
また検察は、本人や関係者の話から当時、酒を飲んで運転していた疑いがあるものの、
酒の量などが詳しく特定できず、立件できなかったとしています。
日高被告は4月下旬、警察に指名手配され、先月下旬に愛知県内で逮捕されるまでの
およそ4か月、愛知県や神奈川県などでアルバイトをしながら逃走していたということです。