宮城県警古川署は28日、東日本大震災の被災者に走行距離を改ざんした中古の
軽乗用車を販売したとして、詐欺などの容疑で同県東松島市、自動車販売業
加賀将容疑者(43)と、同県富谷町、自営業江尻貴伯容疑者(40)の2人を逮捕した。
2人の逮捕容疑は、4月11日、実際の走行距離が10万キロを超えていたのに、
7万キロに改ざんした中古の軽乗用車を同県多賀城市の主婦(66)に販売し、
現金28万円をだまし取った疑い。
加賀容疑者は「メーターは改ざんしたが、車は販売していない」と容疑を一部否認、
江尻容疑者は認めているという。
古川署によると、軽乗用車は実際の走行距離なら約10万円弱相当だった。