物価高が続く中、3人に1人が「夜の外食が減った」と回答していることがわかりました。みなさん、夜の外食でいくら使うのか?心理的な「値段の壁」がありました。
【画像で見る】「1000円以上でも注文できる」ラーメン・カレーは何%?
山形純菜キャスター:まずは、夜の外食における価格の壁に関する調査です。
【夜の外食気を遣わずに楽しめる価格帯は?】(イングス調査 20~40代 男女600人)▼1000円未満:23.2%▼1000~2000円未満:38.3%▼2001~3000円未満:18.7%
「3000円未満」と答えた人を合わせると全体の8割に上ります。街の人からは「ご飯なら1500円以内で、お酒を飲むなら2000円後半に抑えたい」、「3000円とか家計に響かない程度」という声も聞かれていて、皆さん夜の外食の価格は抑えているという状況です。
では、ランチはどうなのか。
【ランチにいくらかける?】(HOTPEPPERグルメ外食総研調べ 2025年3月実施)▼働く人の平日ランチ全体平均:485円▼働く人の平日ランチ「外食」の平均:1250円
全体平均で見ると500円を切っていますが、外食だけで見ると1000円を超えているんです。
この「1000円の壁」についての調査があります。色んな料理について、事前情報なしで初めて訪れた飲食店で1000円以上であっても悩まずに注文できるか、つまり“1000円の壁”を感じないか聞いた調査です。
【情報なしで初来店 1000円以上でも注文できる?】(HOTPEPPERグルメ外食総研調べ)▼海鮮丼:43.4%▼とんかつ:31.7%▼パスタ:28.9%▼ラーメン:23.4%▼インドカレー:18.8%▼ハンバーガー:18.3%▼そば:17.5%▼カレー:17.2%▼かつ丼:16.0%
同じカレーでも、「インドカレー」より「カレー」のほうが少し抵抗を感じる人が多く、「とんかつ」よりも「かつ丼」に抵抗を感じる人が多いということです。
山形純菜キャスター:外食の頻度については、どうでしょうか。
【物価高のなか…「外食意識」】(ネオマーケティング調査 全国20歳以上の男女400人)▼外食をする頻度・週5回以上:5.5%・週3~4回:8.0%・週1~2回:26.0%・月に数回:36.8%・月に1回程度:23.8%
全体で見ると外食の頻度が高いほど、割合が小さくなっていくのですが、20代は「週3回以上外食する」という人が26%となっていて、他の世代を大きく上回っています。
理由としては「自炊をしたくない」「気分転換のため」などのほか、なんと「1人で食べたくない」という理由で外食する人もいるそうです。
出水麻衣キャスター:1人で食事はするけれども、飲食店に行けば他にお客さんがいるから寂しくないということなんでしょうか?
山形キャスター:そうなんです。「1人でいたい時でも周りに気配があるのがいい。家で1人は寂しい(20代男性)」という声もあり、周りがざわざわしているだけでいいということです。