山形県の「山形しあわせ銀行」の元行員が銀行から約1000万円をだまし取ったとして15日、詐欺の容疑で逮捕された。
この事件の被害は総額で1億数千万円にも上るとみられ、警察は余罪を追及する方針。
逮捕されたのは、元山形しあわせ銀行上山支店融資渉外主任・長岡克敏容疑者(34)。
警察の調べによると長岡容疑者は、山形しあわせ銀行上山支店に勤務していた02年2月下旬、
上山市内の顧客の定期預金を勝手に解約し、約1000万円をだまし取ったもの。
銀行の調査では、02年3月ごろから約30回にわたり、
顧客二十数人から総額1億5000万円をだまし取ったとみられる。