愛知の消防士が「LINE」で連絡取り合った15歳少女にわいせつ行為塚原道昭容疑者

昨日、スマートフォン(多機能携帯電話)の無料通信アプリ「LINE(ライン)」が、性犯罪者の身柄確保に役立ったという記事を掲載したが、「LINE」はたぶんに悪用されるケースが多いようである。

 愛知県警一宮署は4月22日、「LINE」を通して会った少女に、わいせつな行為をしたとして、同県青少年健全育成条例違反の疑いで、同県稲沢市消防署稲沢東分署の消防士・塚原道昭容疑者(22=同県岩倉市東町白山)を逮捕した。塚原容疑者は容疑を認めている。

 逮捕容疑は、2月3日午前3時頃、当時15歳だった同県あま市の無職少女が18歳未満と知りながら、岐阜県羽島郡のホテルに連れ込み、みだらな行為をした疑い。少女が同日、同署に相談して発覚した。

 同署によると、2人は1月下旬、携帯電話のサイトを通じて知り合い、「LINE」でのやりとりを続けていたという。

 稲沢市は「事実確認をした後、厳正に対処するとともに全職員に対し綱紀粛正を図ってまいります」とコメントしている。

 市民の命を守るべき消防士が、法を犯したとなると問題。塚原容疑者はまだ遊びたい盛りの22歳であるが、やはり立場というものがある。消防士としての自覚が、大いに欠如していたというしかない。

 また、「LINE」は無料で利用できるとあって、特に若年層に急速に普及している。その反面、犯罪につながる事例が多数散見されている。ここで、なんらかの歯止めをする必要に迫られているのではなかろうか。