国会前の国葬反対デモ 黙祷の時間に太鼓やタンバリンを鳴らして対抗

27日、安倍晋三元首相の国葬と同時刻に国会正門前では国葬反対デモが行われている。
国葬開始前から国会正門付近に続々と人が集まった。「国葬反対」「弔意の強制拒否」などのプラカードを持つ人たちがたくさん。年配の男女が目立っていた。国会前庭にはビニールシートを敷いて、おにぎりを頬張る人たちも。長期戦に備え、エネルギー補給をしていた。
このデモは事前に「音のなるもの」を持参するよう呼び掛けられていた。実際に武道館で黙祷が行われる午後2時11分には武道館方面に向かって、「民主主義を取り戻そう」「反対世論の声を聞け」というコールに合わせて、太鼓やタンバリンの音が鳴らされた。
デモには国会議員も駆けつけた。社民党の福島みずほ党首は「国葬に断固反対です。国葬に道理がありません。岸田総理は強行していますが、国葬令は1947年に廃止をされ、法的根拠はありません。まさに法の下の平等に反する、思想・良心の自由に反するために国葬令が廃止になったのではないでしょうか」と訴えていた。