去年、石川県能登町の観光施設に町が設置した巨大なイカのモニュメント、「イカキング」と呼ばれています。このイカキングが6億円もの経済効果をもたらしたと町は胸を張ります。
【写真を見る】「イカが呼んだ6億円」コロナ交付金で完成した巨大イカのモニュメント…もたらした経済効果に町は石川県能登町のイカの駅つくモールにそびえ立つのは、全長13メートル・高さ4メートルの巨大なスルメイカのモニュメント「イカキング」2700万円かかった費用のうち、2500万円は新型コロナ対策の国の交付金を使って去年4月に設けました。町は、東京のコンサルティング会社に勤める白尾敏朗さんをアドバイザーとして採用し、去年4月から先月末までの1年あまりでの経済効果や宣伝効果などを算出しました。
白尾敏朗さん「イカキングの建設自体が生み出した効果と、観光需要がイカキングで創出された金額が、合わせて6億円となります。投じたお金が約2700万円で、約22倍の効果が得られたという形になります」能登町は経済効果などについて29日発表しましたが、ここまでの取り組みに自信を深めた様子です。当初は交付金の使い道として適切なのかという指摘もあり、海外のメディアも含め批判的に取り上げられることもありました。能登町ふるさと振興課 山下栄治課長「建設費に関しましては、ご指摘のとおり賛否色々なご意見を頂きました。我々は建設に際してのコロナ対応の給付金の使用は決して間違いないと思っています」世界的にも話題になったことで、大勢の人がイカキングをひとめ見ようと訪れ、算出によると、6億円の経済効果に加え18億円の宣伝効果も得られたとのことです。(町の調査によると、見物に訪れた人の45パーセントが「メディア報道などを見たから来た」)イカキングの次にイカクィーンなどの建設予定は?能登町ふるさと振興課 山下栄治課長「そういった2匹目のドジョウは考えておりません」2匹目のドジョウならぬ、「2匹目のイカ」は狙わないとのことです。イカは海の生き物ですが、町では「地に足をつけて」一過性に終わらせることなく、施設やイカキングに磨きをかけていきたいと話しています。
石川県能登町のイカの駅つくモールにそびえ立つのは、全長13メートル・高さ4メートルの巨大なスルメイカのモニュメント「イカキング」
2700万円かかった費用のうち、2500万円は新型コロナ対策の国の交付金を使って去年4月に設けました。町は、東京のコンサルティング会社に勤める白尾敏朗さんをアドバイザーとして採用し、去年4月から先月末までの1年あまりでの経済効果や宣伝効果などを算出しました。
白尾敏朗さん「イカキングの建設自体が生み出した効果と、観光需要がイカキングで創出された金額が、合わせて6億円となります。投じたお金が約2700万円で、約22倍の効果が得られたという形になります」
能登町は経済効果などについて29日発表しましたが、ここまでの取り組みに自信を深めた様子です。
当初は交付金の使い道として適切なのかという指摘もあり、海外のメディアも含め批判的に取り上げられることもありました。
能登町ふるさと振興課 山下栄治課長「建設費に関しましては、ご指摘のとおり賛否色々なご意見を頂きました。我々は建設に際してのコロナ対応の給付金の使用は決して間違いないと思っています」
世界的にも話題になったことで、大勢の人がイカキングをひとめ見ようと訪れ、算出によると、6億円の経済効果に加え18億円の宣伝効果も得られたとのことです。(町の調査によると、見物に訪れた人の45パーセントが「メディア報道などを見たから来た」)
能登町ふるさと振興課 山下栄治課長「そういった2匹目のドジョウは考えておりません」
2匹目のドジョウならぬ、「2匹目のイカ」は狙わないとのことです。イカは海の生き物ですが、町では「地に足をつけて」一過性に終わらせることなく、施設やイカキングに磨きをかけていきたいと話しています。