18年ぶりにリーグ優勝を決めた阪神に、3連覇を成し遂げたオリックスと、今年も白熱の試合を繰り広げているプロ野球界。一方で、強制性交等の容疑で書類送検(結果的には不起訴)された西武ライオンズの山川穂高選手、妻へのDV行為と不倫疑惑が報じられた横浜DeNAの田中健二朗選手など、不祥事もあった。 そんなプロ野球選手たちのプライベートな一面を「間近で見てきた」と語るのが、元ホテルマンのS氏。彼が勤めていたホテルは球団が遠征の際に利用することが多く、数々の選手の接客をしてきたという。そんなS氏に、過去に目撃した「プロ野球選手の裏話」を聞いた。
◆ホテルの廊下で泥酔して眠る“元ドラ1選手”
夜中にフラッと外出する宿泊客がいた際、たとえ顔を確認できなくても、その体形からプロ野球選手だと一発で分かるという。ほぼ夜通しでホテルのフロントに立っていたS氏は、深夜に泥酔状態でホテルに戻ってくる選手を何度も目撃しているとのこと。
「夜中に選手が外に出たとしても、誰が出て行って誰が帰ってきたかまでは把握していません。ただ、あまりにベロベロで帰ってきた場合は、どの選手か分かってしまうこともあります。ある日、夜中に選手が出て行くのを目撃しました。そして朝4時ごろに帰ってきて、エレベーターに乗っていったのですが……。その数十分後に、各部屋に新聞を届けに行ったら、その選手が部屋の前で力尽きて寝ていたんです。そのとき初めてどの選手が出入りしたのか分かりましたが、高校野球時代から注目を集めていた元ドラ1選手でした」
◆ベロベロの選手を無理やり部屋に押し込む明け方
自分の部屋の前で泥酔して眠っていたという20代の“元ドラ1選手”。ホテルマンとして、さすがにそのままにしておくわけにもいかず、強引に部屋に押し込んだという。
「体を揺すりながら声をかけたのですが全然起きず……。無理やり部屋に押し込みました。ちなみにその選手、ドラ1といっても一軍と二軍を行ったり来たりしている選手で、その姿を目撃した一週間後に2軍落ちしていました。おそらく久々に一軍に帯同できてテンション上がってしまったのでしょうけど、あんな姿を見てしまうと『そりゃそうだろ』って思っちゃいますよね」
◆浮気部屋を内線で予約する選手も!?
遠征時に球団がホテルを利用する場合、一般客との遭遇を避けるためにワンフロア全てを貸し切ることが多い。S氏によると、そのホテルに不倫相手を呼ぶ選手もいるのだが、その際に通常の宿泊客では絶対にない行動を取ることがあるそうだ。
「あからさまなケースとして、球団が利用している部屋から夜中に内線電話がきて『もう一部屋予約したい』と言われたことがありました。おそらく夜の店だったり、現地で飲んだ女性たちをホテルに連れ込むために別の部屋を用意するんでしょうね。今泊まっている部屋でも問題なさそうですが、ホテルの料金が会社持ちだと値段が変わってしまいますし、何より他の関係者にバレる可能性があるので、ちゃんと別の部屋を予約するんだと思います。内線で予約なんて一般の人では絶対にあり得ませんから、ホテル従業員のなかで話題になりますよ(笑)」
◆鍵の返却者によってバレてしまうケースも
他の関係者にバレないように、球団が用意した部屋とは別の部屋を予約する選手もいるが、稀に球団が用意した部屋に女性を連れ込むケースも見受けられるという。その際は、鍵の返却者によってバレてしまうんだとか……。
◆一流選手は夜遊びしない
なお、S氏が働いていたホテルでは、ホテル近辺に本拠地があるホームチーム以外、ほとんどの球団が利用していたようだ。多くの選手を間近で見たことがあると語るS氏は、「やはり一流の選手で夜遊びしている選手は少ない印象です」と話す。
「日ハムさんも私が働いていたホテルを利用することがあったのですが、大谷翔平選手がいた時代に何度も彼を見ましたけど、基本的にチェックインしたら部屋から一切出てきませんでしたね。夜遊びどころか外食すらしていなかったと思います。大谷選手以外にも、そういった全く外出をしない一流選手は多くて、『その道でトップを取る人は試合や練習以外のプライベートな時間ですらストイックに過ごしている』ということを知りました」
長い期間プロ野球選手のプライベートな一面を見続け、「一流として活躍する選手と、そうでない人が何となく分かるようになりました」と語るS氏。酒や女に溺れることなく、裏側もストイックな生活を送っている選手こそ、一流になることができるのだろう。
取材・文/サ行桜井