「500万円の学資ローンはなかなか減らず、貯金もできない。かつては将来への不安にもがき苦しんでいました」【写真】4年で1000万円貯金したアラサー女子が実践した、貯金のための“やめ行動”10選 と話すのは、節約系ユーチューバーのふゆこさん。29歳独身で、チャンネル登録者数は今や5万人を超える。奨学金を返済しながら4年で1000万円貯めたワザ 発信するのは、奨学金返済を抱えながら、会社員時代の4年間で貯金1000万円を達成した節約・貯金術。「当時は年収400万円ほどあったにもかかわらず、貯金ができずにいました。浪費しているつもりもないのに、毎月のクレジットカードの請求と奨学金の返済でお給料が消えてたんです」(ふゆこさん、以下同)
貯まらないお金に反比例して焦りだけは膨らんでいく。そんな負のループを断ち切ってくれたのは読書だった。読んだのはマネー関係の本。「料理をしたことがない人がレシピも見ないでおいしいものを作るのは難しいですよね。同じように、お金の知識もないのに、貯金を増やそうとあがいても無理だと気づいたんです」 一気に知識のシャワーを浴びたことで「何をすべきか」が少しずつクリアになっていった。【ふゆこさんの現在の家計内訳】■収入 33万円■家賃 4万400円■ガソリン 2000円■食費 1万800円■奨学金 1万4400円■光熱費 9000円■美容・服 3000円■書籍 2500円■趣味 5000円■通信費 4000円■医療費 1000円■日用品 500円■貯金 23万2000円6万6000円から4万400円のアパートへ引っ越し。スマホは格安SIMにして年6万円の節約(月収は過去3年間の平均額)一度、見直しただけで年間35万円の節約「まず取りかかったのが、一度見直せば継続してコストカットが続く、“契約関係”です」 電力は東京電力からエネオス電気に乗り換え、車の保険を見直し、スマホは格安SIMへ。さらに家も家賃の安いアパートへ引っ越し。「トータルで年間35万円ほど節約に。そこからお金の流れが変わりました」 これが成功体験となり、節約へのボルテージは一気に上昇。次は家計簿にトライした。「家計簿も先ほどの“料理のレシピ”と同じです。家計簿をつけずに節約しようとするのは無謀。私は手書きが面倒で挫折した経験があったので、スマホアプリを活用しました。自分が苦手なことは、自動化するのがポイントです」 アプリは自動で計算してくれるので、ずぼらでも負担なくできる。収入と支出がクリアになり、何にムダ遣いしているのかが浮き彫りになった。「わかったのは衝動買いの多さ。雑貨や食費など、費目が違うために気づかなかったのですが、“浪費”として計算したらその金額の大きさに気づいたんです」 仕事を頑張った日は高級コスメや可愛い雑貨を買って自分にご褒美。また「疲れたから」と外食をして自分を甘やかす。そんな出費が月にすればトータル数万円に。「衝動買いなので、買ったはいいが使っていないものが多い。また、ストレス解消のための浪費だったので、1つ買ってもまた時間がたてば買いたい欲が湧いてしまうのでキリがないんです」 そこでふゆこさんは「衝動買いのもとを絶ち切る」ため、ストレスの元凶だった仕事を見直し、転職を決意。「仕事を変えたら衝動による浪費もなくなりました。欲しいものがあったら一度その場を離れて検討。スマホの“欲しい物リスト”に入力し、本当に必要かを見極めてから買うように」 さらに「自分の人生を豊かにするものは何か」を再度考えて、洋服やバッグなどにお金をかけることをスパッとやめた。「周りの同年代の人に合わせて、“自分もこれくらいの服やバッグを持っていないと”という見栄がありました。でも、見栄はムダな買い物に直結します。 それに気づいてからは“いつも同じ服”って思われてもいいという考えに。洗濯しているし恥ずかしいことは何もない。今は靴下に穴があいたらやっと買うくらいです(笑)」月に20日ほどはノーマネーデーに「自分が大切なものにだけお金を使う」という信念が生まれ、さらに節約系のユーチューブなどを見て貯めている人の習慣を取り入れていく。外食はやめ、職場へは弁当と水筒を持参し、自炊を徹底するようになった。「生活費がぐっとミニマムになり月10万円ほどで足りるように。給料は当時28万円だったのですが、うち11万円は生活費用の口座へ、残りすべてを貯金用の口座へと振り分け、先取り貯金もするようにしました」 使えるお金が手元になければ、その中でやりくりするしかないという状況にした。「貯金額が増えていくと“節約ハイ”になって、どんどんやる気になりました。今では、1円たりとも使わない“ノーマネーデー”は月20日ほどあります」 基本的にお金は使わない生活を心がけていて、買い物は週1回、4000円以下のまとめ買い。肉は100g90円以下のものしか買わないという徹底ぶり。「市販の惣菜やコンビニ、外食を利用しなければ、週4000円で十分です。旬の食材を中心に買えば、安いし栄養価もばっちり。健康は節約生活の基盤なので、栄養バランスにも気をつけています」節約の成功体験で老後不安を吹き飛ばす こうして年間200万~300万円を貯蓄と投資に回し、「20代で1000万円」という目標を達成した。浪費にもがき苦しんだ日々から、わずか4年でお金のエキスパートへと転身したふゆこさん。若さゆえのエネルギーも大きいが、学ぶべき点は多い。週女世代へのアドバイスは?「年金崩壊など不安をあおるニュースに惑わされないでほしいです。やみくもに悲観しても仕方がない。節約している人の“レシピ”をまねしてお金の流れを変えることで、ムダな心配は消えるはずです」 まずはムダ遣いの洗い出し。ふゆこさんも気づかなかったように、自分では意外と見つけにくい。 また、ふゆこさんがストレス買いの元凶である職場環境を見直したように、必要のない消費に走ってしまう根本の原因にも向き合うことが必要不可欠だ。「家計の不足分を補うために、今日何をして、1か月後にはいくら貯めて……と具体的に考えるようにしましょう。やることが明確になれば不安も軽減されると思います」 老後資金でいちばん、不安に感じる医療費については、「医療費を不安がって過剰に保険に入るのはやめたほうがいい」と話す。「保険料で限られた老後資金が圧迫されかねません。まずは健康な生活を心がけることが大切。保険に入っていても、不健康な生活をしていたら本末転倒です」 すでに1000万円も貯めたふゆこさんだが、次なる目標は30代で2000万円。ふゆこさんの節約熱は燃え尽きることはなさそうだ。ふゆこさんが《貯めるためにやめたこと》10選〈1〉衝動買いをやめた“欲しい物リスト”に入れて検討し直す〈2〉お得につられて買うのをやめた 「限定」「もう1個買えば20%オフ」一見お得と思えるが、ムダな出費につながりやすい〈3〉ストレス解消のための出費をやめた 根本原因であるストレスをなくすように心がける〈4〉見栄でおしゃれするのをやめた 人目を気にして服やバッグなどを買っても満たされることはなく、エンドレスな出費に〈5〉1人での外食をやめた 外食は友人と一緒の場合のみOKにし、ほどよく楽しむ〈6〉高い肉を買うのをやめた 普段は特売肉で済ませ、高い肉が食べたいときはふるさと納税を利用〈7〉化粧水や乳液をやめた 洗顔後につけるのはワセリンのみ〈8〉銀行に行くのをやめた 極力現金は使わない。支払いはポイントがつくカード類を中心に〈9〉不健康な生活をやめた 肌が荒れたら高い化粧品、体調不良なら薬、とムダな出費になりやすい〈10〉面倒くさいことをやめた 家計簿はスマホアプリで自動集計。節約のために便利なアイテムを積極利用教えてくれたのは…ふゆこさん節約・投資系ユーチューバー。大学院卒業後、メーカーに就職。奨学金477万円の返済に追われつつも、さまざまな節約術を駆使して1000万円を蓄財。現在は退職し、ユーチューブやブログでマネー情報を発信中。取材・文/樫野早苗 ※画像はYouTube「節約オタクふゆこ」より
「500万円の学資ローンはなかなか減らず、貯金もできない。かつては将来への不安にもがき苦しんでいました」
【写真】4年で1000万円貯金したアラサー女子が実践した、貯金のための“やめ行動”10選 と話すのは、節約系ユーチューバーのふゆこさん。29歳独身で、チャンネル登録者数は今や5万人を超える。奨学金を返済しながら4年で1000万円貯めたワザ 発信するのは、奨学金返済を抱えながら、会社員時代の4年間で貯金1000万円を達成した節約・貯金術。「当時は年収400万円ほどあったにもかかわらず、貯金ができずにいました。浪費しているつもりもないのに、毎月のクレジットカードの請求と奨学金の返済でお給料が消えてたんです」(ふゆこさん、以下同)
貯まらないお金に反比例して焦りだけは膨らんでいく。そんな負のループを断ち切ってくれたのは読書だった。読んだのはマネー関係の本。「料理をしたことがない人がレシピも見ないでおいしいものを作るのは難しいですよね。同じように、お金の知識もないのに、貯金を増やそうとあがいても無理だと気づいたんです」 一気に知識のシャワーを浴びたことで「何をすべきか」が少しずつクリアになっていった。【ふゆこさんの現在の家計内訳】■収入 33万円■家賃 4万400円■ガソリン 2000円■食費 1万800円■奨学金 1万4400円■光熱費 9000円■美容・服 3000円■書籍 2500円■趣味 5000円■通信費 4000円■医療費 1000円■日用品 500円■貯金 23万2000円6万6000円から4万400円のアパートへ引っ越し。スマホは格安SIMにして年6万円の節約(月収は過去3年間の平均額)一度、見直しただけで年間35万円の節約「まず取りかかったのが、一度見直せば継続してコストカットが続く、“契約関係”です」 電力は東京電力からエネオス電気に乗り換え、車の保険を見直し、スマホは格安SIMへ。さらに家も家賃の安いアパートへ引っ越し。「トータルで年間35万円ほど節約に。そこからお金の流れが変わりました」 これが成功体験となり、節約へのボルテージは一気に上昇。次は家計簿にトライした。「家計簿も先ほどの“料理のレシピ”と同じです。家計簿をつけずに節約しようとするのは無謀。私は手書きが面倒で挫折した経験があったので、スマホアプリを活用しました。自分が苦手なことは、自動化するのがポイントです」 アプリは自動で計算してくれるので、ずぼらでも負担なくできる。収入と支出がクリアになり、何にムダ遣いしているのかが浮き彫りになった。「わかったのは衝動買いの多さ。雑貨や食費など、費目が違うために気づかなかったのですが、“浪費”として計算したらその金額の大きさに気づいたんです」 仕事を頑張った日は高級コスメや可愛い雑貨を買って自分にご褒美。また「疲れたから」と外食をして自分を甘やかす。そんな出費が月にすればトータル数万円に。「衝動買いなので、買ったはいいが使っていないものが多い。また、ストレス解消のための浪費だったので、1つ買ってもまた時間がたてば買いたい欲が湧いてしまうのでキリがないんです」 そこでふゆこさんは「衝動買いのもとを絶ち切る」ため、ストレスの元凶だった仕事を見直し、転職を決意。「仕事を変えたら衝動による浪費もなくなりました。欲しいものがあったら一度その場を離れて検討。スマホの“欲しい物リスト”に入力し、本当に必要かを見極めてから買うように」 さらに「自分の人生を豊かにするものは何か」を再度考えて、洋服やバッグなどにお金をかけることをスパッとやめた。「周りの同年代の人に合わせて、“自分もこれくらいの服やバッグを持っていないと”という見栄がありました。でも、見栄はムダな買い物に直結します。 それに気づいてからは“いつも同じ服”って思われてもいいという考えに。洗濯しているし恥ずかしいことは何もない。今は靴下に穴があいたらやっと買うくらいです(笑)」月に20日ほどはノーマネーデーに「自分が大切なものにだけお金を使う」という信念が生まれ、さらに節約系のユーチューブなどを見て貯めている人の習慣を取り入れていく。外食はやめ、職場へは弁当と水筒を持参し、自炊を徹底するようになった。「生活費がぐっとミニマムになり月10万円ほどで足りるように。給料は当時28万円だったのですが、うち11万円は生活費用の口座へ、残りすべてを貯金用の口座へと振り分け、先取り貯金もするようにしました」 使えるお金が手元になければ、その中でやりくりするしかないという状況にした。「貯金額が増えていくと“節約ハイ”になって、どんどんやる気になりました。今では、1円たりとも使わない“ノーマネーデー”は月20日ほどあります」 基本的にお金は使わない生活を心がけていて、買い物は週1回、4000円以下のまとめ買い。肉は100g90円以下のものしか買わないという徹底ぶり。「市販の惣菜やコンビニ、外食を利用しなければ、週4000円で十分です。旬の食材を中心に買えば、安いし栄養価もばっちり。健康は節約生活の基盤なので、栄養バランスにも気をつけています」節約の成功体験で老後不安を吹き飛ばす こうして年間200万~300万円を貯蓄と投資に回し、「20代で1000万円」という目標を達成した。浪費にもがき苦しんだ日々から、わずか4年でお金のエキスパートへと転身したふゆこさん。若さゆえのエネルギーも大きいが、学ぶべき点は多い。週女世代へのアドバイスは?「年金崩壊など不安をあおるニュースに惑わされないでほしいです。やみくもに悲観しても仕方がない。節約している人の“レシピ”をまねしてお金の流れを変えることで、ムダな心配は消えるはずです」 まずはムダ遣いの洗い出し。ふゆこさんも気づかなかったように、自分では意外と見つけにくい。 また、ふゆこさんがストレス買いの元凶である職場環境を見直したように、必要のない消費に走ってしまう根本の原因にも向き合うことが必要不可欠だ。「家計の不足分を補うために、今日何をして、1か月後にはいくら貯めて……と具体的に考えるようにしましょう。やることが明確になれば不安も軽減されると思います」 老後資金でいちばん、不安に感じる医療費については、「医療費を不安がって過剰に保険に入るのはやめたほうがいい」と話す。「保険料で限られた老後資金が圧迫されかねません。まずは健康な生活を心がけることが大切。保険に入っていても、不健康な生活をしていたら本末転倒です」 すでに1000万円も貯めたふゆこさんだが、次なる目標は30代で2000万円。ふゆこさんの節約熱は燃え尽きることはなさそうだ。ふゆこさんが《貯めるためにやめたこと》10選〈1〉衝動買いをやめた“欲しい物リスト”に入れて検討し直す〈2〉お得につられて買うのをやめた 「限定」「もう1個買えば20%オフ」一見お得と思えるが、ムダな出費につながりやすい〈3〉ストレス解消のための出費をやめた 根本原因であるストレスをなくすように心がける〈4〉見栄でおしゃれするのをやめた 人目を気にして服やバッグなどを買っても満たされることはなく、エンドレスな出費に〈5〉1人での外食をやめた 外食は友人と一緒の場合のみOKにし、ほどよく楽しむ〈6〉高い肉を買うのをやめた 普段は特売肉で済ませ、高い肉が食べたいときはふるさと納税を利用〈7〉化粧水や乳液をやめた 洗顔後につけるのはワセリンのみ〈8〉銀行に行くのをやめた 極力現金は使わない。支払いはポイントがつくカード類を中心に〈9〉不健康な生活をやめた 肌が荒れたら高い化粧品、体調不良なら薬、とムダな出費になりやすい〈10〉面倒くさいことをやめた 家計簿はスマホアプリで自動集計。節約のために便利なアイテムを積極利用教えてくれたのは…ふゆこさん節約・投資系ユーチューバー。大学院卒業後、メーカーに就職。奨学金477万円の返済に追われつつも、さまざまな節約術を駆使して1000万円を蓄財。現在は退職し、ユーチューブやブログでマネー情報を発信中。取材・文/樫野早苗 ※画像はYouTube「節約オタクふゆこ」より
と話すのは、節約系ユーチューバーのふゆこさん。29歳独身で、チャンネル登録者数は今や5万人を超える。
発信するのは、奨学金返済を抱えながら、会社員時代の4年間で貯金1000万円を達成した節約・貯金術。
「当時は年収400万円ほどあったにもかかわらず、貯金ができずにいました。浪費しているつもりもないのに、毎月のクレジットカードの請求と奨学金の返済でお給料が消えてたんです」(ふゆこさん、以下同)
貯まらないお金に反比例して焦りだけは膨らんでいく。そんな負のループを断ち切ってくれたのは読書だった。読んだのはマネー関係の本。
「料理をしたことがない人がレシピも見ないでおいしいものを作るのは難しいですよね。同じように、お金の知識もないのに、貯金を増やそうとあがいても無理だと気づいたんです」
一気に知識のシャワーを浴びたことで「何をすべきか」が少しずつクリアになっていった。
【ふゆこさんの現在の家計内訳】
■収入 33万円■家賃 4万400円■ガソリン 2000円■食費 1万800円■奨学金 1万4400円■光熱費 9000円■美容・服 3000円■書籍 2500円■趣味 5000円■通信費 4000円■医療費 1000円■日用品 500円
■貯金 23万2000円
「まず取りかかったのが、一度見直せば継続してコストカットが続く、“契約関係”です」
電力は東京電力からエネオス電気に乗り換え、車の保険を見直し、スマホは格安SIMへ。さらに家も家賃の安いアパートへ引っ越し。
「トータルで年間35万円ほど節約に。そこからお金の流れが変わりました」
これが成功体験となり、節約へのボルテージは一気に上昇。次は家計簿にトライした。
「家計簿も先ほどの“料理のレシピ”と同じです。家計簿をつけずに節約しようとするのは無謀。私は手書きが面倒で挫折した経験があったので、スマホアプリを活用しました。自分が苦手なことは、自動化するのがポイントです」
アプリは自動で計算してくれるので、ずぼらでも負担なくできる。収入と支出がクリアになり、何にムダ遣いしているのかが浮き彫りになった。
「わかったのは衝動買いの多さ。雑貨や食費など、費目が違うために気づかなかったのですが、“浪費”として計算したらその金額の大きさに気づいたんです」
仕事を頑張った日は高級コスメや可愛い雑貨を買って自分にご褒美。また「疲れたから」と外食をして自分を甘やかす。そんな出費が月にすればトータル数万円に。
「衝動買いなので、買ったはいいが使っていないものが多い。また、ストレス解消のための浪費だったので、1つ買ってもまた時間がたてば買いたい欲が湧いてしまうのでキリがないんです」
そこでふゆこさんは「衝動買いのもとを絶ち切る」ため、ストレスの元凶だった仕事を見直し、転職を決意。
「仕事を変えたら衝動による浪費もなくなりました。欲しいものがあったら一度その場を離れて検討。スマホの“欲しい物リスト”に入力し、本当に必要かを見極めてから買うように」
さらに「自分の人生を豊かにするものは何か」を再度考えて、洋服やバッグなどにお金をかけることをスパッとやめた。
「周りの同年代の人に合わせて、“自分もこれくらいの服やバッグを持っていないと”という見栄がありました。でも、見栄はムダな買い物に直結します。
それに気づいてからは“いつも同じ服”って思われてもいいという考えに。洗濯しているし恥ずかしいことは何もない。今は靴下に穴があいたらやっと買うくらいです(笑)」
「自分が大切なものにだけお金を使う」という信念が生まれ、さらに節約系のユーチューブなどを見て貯めている人の習慣を取り入れていく。外食はやめ、職場へは弁当と水筒を持参し、自炊を徹底するようになった。
「生活費がぐっとミニマムになり月10万円ほどで足りるように。給料は当時28万円だったのですが、うち11万円は生活費用の口座へ、残りすべてを貯金用の口座へと振り分け、先取り貯金もするようにしました」
使えるお金が手元になければ、その中でやりくりするしかないという状況にした。
「貯金額が増えていくと“節約ハイ”になって、どんどんやる気になりました。今では、1円たりとも使わない“ノーマネーデー”は月20日ほどあります」
基本的にお金は使わない生活を心がけていて、買い物は週1回、4000円以下のまとめ買い。肉は100g90円以下のものしか買わないという徹底ぶり。
「市販の惣菜やコンビニ、外食を利用しなければ、週4000円で十分です。旬の食材を中心に買えば、安いし栄養価もばっちり。健康は節約生活の基盤なので、栄養バランスにも気をつけています」
こうして年間200万~300万円を貯蓄と投資に回し、「20代で1000万円」という目標を達成した。浪費にもがき苦しんだ日々から、わずか4年でお金のエキスパートへと転身したふゆこさん。若さゆえのエネルギーも大きいが、学ぶべき点は多い。週女世代へのアドバイスは?
「年金崩壊など不安をあおるニュースに惑わされないでほしいです。やみくもに悲観しても仕方がない。節約している人の“レシピ”をまねしてお金の流れを変えることで、ムダな心配は消えるはずです」
まずはムダ遣いの洗い出し。ふゆこさんも気づかなかったように、自分では意外と見つけにくい。
また、ふゆこさんがストレス買いの元凶である職場環境を見直したように、必要のない消費に走ってしまう根本の原因にも向き合うことが必要不可欠だ。
「家計の不足分を補うために、今日何をして、1か月後にはいくら貯めて……と具体的に考えるようにしましょう。やることが明確になれば不安も軽減されると思います」
老後資金でいちばん、不安に感じる医療費については、「医療費を不安がって過剰に保険に入るのはやめたほうがいい」と話す。
「保険料で限られた老後資金が圧迫されかねません。まずは健康な生活を心がけることが大切。保険に入っていても、不健康な生活をしていたら本末転倒です」
すでに1000万円も貯めたふゆこさんだが、次なる目標は30代で2000万円。ふゆこさんの節約熱は燃え尽きることはなさそうだ。
〈1〉衝動買いをやめた
“欲しい物リスト”に入れて検討し直す
〈2〉お得につられて買うのをやめた
「限定」「もう1個買えば20%オフ」一見お得と思えるが、ムダな出費につながりやすい
〈3〉ストレス解消のための出費をやめた
根本原因であるストレスをなくすように心がける
〈4〉見栄でおしゃれするのをやめた
人目を気にして服やバッグなどを買っても満たされることはなく、エンドレスな出費に
〈5〉1人での外食をやめた
外食は友人と一緒の場合のみOKにし、ほどよく楽しむ
〈6〉高い肉を買うのをやめた
普段は特売肉で済ませ、高い肉が食べたいときはふるさと納税を利用
〈7〉化粧水や乳液をやめた
洗顔後につけるのはワセリンのみ
〈8〉銀行に行くのをやめた
極力現金は使わない。支払いはポイントがつくカード類を中心に
〈9〉不健康な生活をやめた
肌が荒れたら高い化粧品、体調不良なら薬、とムダな出費になりやすい
〈10〉面倒くさいことをやめた
家計簿はスマホアプリで自動集計。節約のために便利なアイテムを積極利用
教えてくれたのは…
取材・文/樫野早苗 ※画像はYouTube「節約オタクふゆこ」より