児童相談所の職員 一時保護中の児童に虐待行為 群馬

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県は2日、県内の児童相談所で、会計年度任用職員の60代男性が一時保護中の児童に対して、スリッパや平手で頭などを叩く虐待行為があったと発表しました。
県によりますと、会計年度任用職員の60代男性は、先月までに児童相談所で一時保護中だった男子児童5人に対してスリッパや平手で頭などを叩く虐待行為があったということです。先月12日、虐待を目撃した児童が別の職員に相談したことで発覚し、職員や児童への聞き取り調査などで4人の身体的虐待が認められました。このほか、1人が警察に相談していて、県も今後、この児童への虐待の事実確認を行うとしています。児童5人にけがはないということです。
県の聞き取りに対し、この職員は、「事実である」と認めたうえで、「じゃれあいの一環だった」と釈明しているということです。
この職員は、去年10月に採用され、夜間の見守りなどを行う宿直補助員として勤務していました。県はこの職員を勤務から外す対応を取っていて、今後処分を行うか、検討しています。
県は、被害児童や保護者に謝罪するとともに一時保護中の児童の心理的ケアを進めるほか、全体会議で虐待予防を周知するなど再発防止を図るとしています。

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