立憲民主党と国民民主党の最大の支持母体である連合の芳野会長は、今月27日に行われる安倍元総理の国葬に出席すると表明しました。
連合芳野会長「極めて難しい、そして苦渋の判断ではありますけれども、国葬儀の決定プロセス、法的根拠自体は問題ではあるという認識を持っておりますが、連合会長として弔意を示すことにおいて、出席をせざるを得ないと判断をいたしました」
連合の芳野会長はきょう(15日)の会見でこのように述べ、安倍元総理の国葬に出席すると表明しました。
芳野会長は国葬について「閉会中審査での政府の説明を経ても、国民の理解が広がったと言える状況にはない」と指摘。「今の形式のままで実施を強行することは受け入れがたく、今からでも国民の理解に繋がる具体的な対応をとるべき」と政府に注文を付けました。
その上で▼海外から来賓が多く参列する中で、労働側代表としての責任をどう果たしていくべきか、▼国葬のあり方と総理経験者が凶弾に倒れたことに弔意を示すこととは区別する必要があるのではないか、などの観点を考慮し、「苦渋の判断」としながらも出席の意向を示しました。
15日に開かれた連合の中央執行委員会では、欠席を求める声も上がったということですが、芳野会長は「ご理解をお願いした」と述べました。