遺棄当日に不審な男女=複数人が事件に関与か―東京・足立の民家2遺体・警視庁

東京都足立区の民家で、住民の50代夫婦の遺体が見つかった事件で、2人の遺体が遺棄されたとみられる当日、民家前で不審な男女が目撃されていたことが20日、関係者への取材で分かった。
遺体はいずれもビニールシートにくるまれた状態で床下から見つかっており、警視庁千住署捜査本部は複数の人物が事件に関与した疑いがあるとみて調べている。
関係者によると、民家は閑静な住宅街にあり、家の前では16日午後2時ごろ、携帯電話を手にした外国人とみられる男女が目撃された。2人は家から数メートル離れた場所に立っており、男性は黒っぽい帽子にジーンズ姿、女性は細身で茶色の長髪だった。
目撃者の男性は「言葉を交わしていなかったが、知人同士に見えた。普段見掛けない2人だったので印象に残った」と話した。
捜査関係者によると、民家から約500メートル離れたフィリピン国籍の職業不詳モラレス・ヘイゼル・アン・バギシャ容疑者(30)宅周辺でも、ごみを捨てる男女の姿が確認されている。
モラレス容疑者は16日ごろ、民家に住む自営業高橋徳弘さん(55)と妻希美江さん(52)の遺体を洗面所の床下に遺棄したとして逮捕された。2人はいずれも左胸を刃物のようなもので刺されていた。
同容疑者は元交際相手の高橋さん夫婦の長男(31)に数十万円の借金があったといい、捜査本部は2人の間に金銭トラブルがあったとみて調べている。