「50kgの物を吊りたい」美大生がロープ購入も…なぜか店員動揺 その理由にネット爆笑「これは誤解しちゃう」

作品の制作用にロープを買おうとしただけなのに、店員の態度が急変してしまった――。元美大生のツイッターユーザーが投稿したこんな思い出話が、大きな注目を集めている。
投稿者の令間さん(@Remankamuy02)は当時、彫刻作品を吊るロープを探していたそう。そのため、店員に「50kgの物を吊りたい」などと伝えたというが……。
東京都で会社員をしている令間さんは、10年ほど前にとある美術大学の彫刻学科に通っており、作家として活動していた。
今回話題になった投稿は、その時期のエピソードだという。投稿などによれば、当時の令間さんは、彫刻作品を少し浮かせて展示するために、東京都内のとあるホームセンターにロープを購入しに行った。
ロープ売り場で20~30代の店員に「このロープの耐久性について聞きたいのですが」と尋ねると、「はい!どういった使用方法ですか?」と質問され、令間さんは「短時間ですが50kgの物を吊りたいです」と返答。すると、店員は急に「あ…はぁ…」と目を逸らしながら受け答えたという。
急に態度が悪くなったと感じつつ、令間さんは「あと屋内使用です」「これくらいの大きさの輪っかを作りたいんですけど、2メートルあれば足りますか?どういう結び方だと解けないですか?」などと話を続けた。
これに対して、店員が「……はい…大丈夫です」と答えたため、最後に「じゃあ2メートル下さい」と注文。そこで令間さんは、ロープを切っている店員の手が震えていることに気がついたという。
2022年11月10日にこのエピソードを投稿した令間さんは、当初「なんか態度急変して変な店員だったなー!」と思っていたものの、ロープ1本を購入して自宅に戻ると、店員の態度が急変した理由に気づき、「合点がいって笑ってしまった」とツイッターで振り返った。
投稿は11日18時までに2万9000件以上のリツイートや13万以上のいいねを集めており、ツイッターユーザーからは「考えたら、確かに怖いwww」「これは店員さん誤解しちゃうよ…」「夜中に笑ってしまいました。そりゃそうですよ(笑)」などの声が上がった。
このエピソードを約10年越しに投稿したのはなぜなのか。令間さんは11日、取材に対し「観光のために東尋坊に女性一人で行き、警察が何人も来てパトカーに乗せられたというツイートを見たためです」と明かした。
当時、ホームセンターから帰宅した後に、店員が態度を急変した理由についてモヤモヤして考えていたという。しかし振り返ってみると、令間さんは「自分が店員に言った情報を整理して客観的に見るとそれそのものだった」と述べる。
令間さんは当時の店員に対し、「今も元気です」と伝えたいとしている。