安倍氏の後継に下関市議の擁立検討 後援会が立候補打診

安倍晋三元首相の死去に伴う衆院山口4区(下関市、長門市)の補欠選挙で、安倍氏の後援会は、後継として下関市の吉田真次市議(38)を擁立する方向で調整に入った。関係者への取材で判明した。後援会が吉田氏に立候補を打診し、吉田氏は内諾したという。今後、擁立に向けて自民党県連と協議するとみられる。
安倍氏後継に杉田水脈氏? 衆院補選の人選難航 吉田氏は安倍氏に近く、安倍氏の有力な地盤の一つである下関市豊北町出身。現在、市議3期目で、副議長などを歴任している。

補選は2023年4月に実施される公算が大きい。現時点で立候補を表明している人はいない。 安倍後援会幹部は、吉田氏の擁立について「後援会全体に今後周知していく」とし、県連幹部は「後援会の意向は尊重する」としている。吉田氏は毎日新聞の取材に「今の段階で答えることはできないが、年内にしかるべき場で考えを説明したい」と語った。 安倍氏の死去後、後継候補者選びは難航。岸信夫前防衛相の長男や下関市長のほか、現職の国会議員らの名前が取り沙汰されてきた。山口県内の衆院小選挙区は、公職選挙法改正により、次期衆院選以降、4から3に減る。補選で仮に議席を得ても、次期衆院選までに林芳正外相=山口3区=ら1~3区の自民候補と調整する必要がある。【大坪菜々美、反田昌平】
吉田氏は安倍氏に近く、安倍氏の有力な地盤の一つである下関市豊北町出身。現在、市議3期目で、副議長などを歴任している。
補選は2023年4月に実施される公算が大きい。現時点で立候補を表明している人はいない。
安倍後援会幹部は、吉田氏の擁立について「後援会全体に今後周知していく」とし、県連幹部は「後援会の意向は尊重する」としている。吉田氏は毎日新聞の取材に「今の段階で答えることはできないが、年内にしかるべき場で考えを説明したい」と語った。
安倍氏の死去後、後継候補者選びは難航。岸信夫前防衛相の長男や下関市長のほか、現職の国会議員らの名前が取り沙汰されてきた。山口県内の衆院小選挙区は、公職選挙法改正により、次期衆院選以降、4から3に減る。補選で仮に議席を得ても、次期衆院選までに林芳正外相=山口3区=ら1~3区の自民候補と調整する必要がある。【大坪菜々美、反田昌平】