最高賞の松阪牛に2600万円 三重の品評会、3年ぶり

岡田一彦さんが育てた松阪牛「ここの3」。最高賞の「優秀賞1席」に選ばれ、2600万円で落札された=27日午前、三重県松阪市
ブランド和牛・松阪牛の体格や毛並みの良さを競う品評会「松阪肉牛共進会」が27日、三重県松阪市で開かれ、最高賞の「優秀賞1席」に、同県大紀町の岡田一彦さん(77)が育てた「ここの3」(3歳、678キロ)が選ばれた。品評会後の競りでは、2600万円で落札された。新型コロナウイルスの影響で2019年を最後に中止が続き、3年ぶりの開催となった。
最高賞を受賞した岡田さんは「非常にうれしい。たくさんの人に祝福してもらって(牛も)喜んでいると思う」と話した。
落札した津市の食肉会社朝日屋の香田佳永社長は「肩からももにかけての張りがいい。素晴らしい牛」と評価した。