大阪の小学校、異臭原因判明せず 22人搬送、臨時休校に

異臭騒ぎがあった大阪府豊中市の市立豊南小=29日午前
大阪府豊中市立豊南小で児童33人が体調不良を訴え、22人が搬送された異臭騒ぎで、学校側は29日、全校児童約290人を下校させ臨時休校とした。豊中市消防局が府警と共に異臭の原因を調べたが特定できず、同日午後に調査を打ち切った。学校側は安全が確認されたとして30日に授業を再開すると明らかにした。
消防隊員らが硫黄臭の訴えがあった南校舎のほか、理科室や家庭科室がある北校舎にも有毒ガス検知器を持ち込んだが硫黄などの成分は検出されなかったという。
府警などによると29日午前8時55分ごろ、教員が南校舎で硫黄のような臭いに気付き、約20分後に校長が119番した。